交通事故の慰謝料を増額させる主なポイントとは

交通事故の慰謝料を増額させる主なポイントとは

交通事故で支払われる慰謝料は、人それぞれ異なります。

状況によっては数千万円ぐらいになる事もあるのですが、たまに慰謝料が少なめになってしまう事もあるのです。交通事故の後は色々な出費がありますし、慰謝料が減ってしまうのは大変困ります。ですが慰謝料は増額する事も可能なのです。

慰謝料の目安を算出したり、医師を慎重に選んでおけば、受け取れる慰謝料を増やす事もできます。今回は、慰謝料を増額するポイントをまとめていますので、参考にしてみて下さい。

目次

逸失利益の算出と被害者請求で慰謝料の増額を目指す

慰謝料を高くするポイントは3つあって、1つ目は弁護士に依頼する事です。2つ目のポイントは医師選びであり、適切な人物を選ぶ必要があります。そして3つ目ですが、自分自身でも頑張るべき点があります。具体的には、被害者請求で手続きを進めるべきであり、逸失利益は正しい数字を算出する必要があります。

被害者請求で慰謝料の増額を目指す

慰謝料を請求する際に、多くの方々は保険会社に手続きを任せています。その手続きは色々手間がかかると思われていることも多く、保険会社に手続きを代行してもらっている方は多いです。ですが、それでは不適切な障害等級で認定されてしまう可能性があります。

そもそも交通事故による被害の状況も多彩で、軽く打撲する程度で済んでいるケースもあれば、日常生活に大きく支障をきたしてしまう重症レベルになる事もあるのです。

等級は、その重症度によって判断されます。第1級や第5級などのレベルがあり、1級に近いほど重症になるのです。現に第1級ならば慰謝料は1600万円になる事も多いですが、第5級ですと750万円ぐらいになる傾向があります。

その差は非常に大きいです。つまり慰謝料の増額を望むなら、等級が高くなるよう目指す必要があります。その際のポイントの1つが、被害者請求なのです。

確かに保険会社に相談すれば、申請に関する手続きは代行してくれます。ですが保険会社が行ってくれるのは、あくまでも事務作業レベルにとどまります。治療に関する書類が不足していて、本来よりも軽い等級になってしまう事があるのです。

しかし被害者請求で手続きを進めれば、適切な等級で認定されやすくなる傾向があります。被害者の症状に関する書類を自分で準備して集めれば、適切なレベルになりやすいです。確かに自力で手続きを進めるのは手間はかかりますが、専門家によっては手続きをサポートしてくれる事もあります。

慰謝料の逸失利益を算出して増額を目指す

ところで交通事故の慰謝料には、逸失利益もあります。やや専門的な表現ですが、要するに後遺症によって収入が減ってしまう事です。交通事故がなければ健康な状態で働けるものの、後遺症が残ると収入も減少してしまうでしょう。そこで慰謝料を請求する訳です。

ただ相手と話し合いをすると、本来よりは低い金額が提示されてしまう事があります。本来なら1,500万円ぐらい受け取れる筈なのに、1,100万や1,200万などと提示される事例もあるので、注意が必要です。「相手は知識不足」であると判断されると、そのように低い金額を伝えてくる事もあるのです。

そのような事態を回避する為にも、本来受け取れるべき慰謝料を算出しておく必要があります。正確な知識を理解した上で、上述の1,500万円などの数字を自力で算出しておく訳です。

具体的には3つの要素で算出できます。まずは最近の年収を確認し、自分の障害等級に関する労働能力喪失率という数字を把握しておきます。それとライプニッツ係数も把握しておけば、かなり正確な数字を算出できるのです。正確な数字を知らない状態で示談に臨んでしまうと、本来よりも受け取れる金額が減ってしまいますし、まずは算出しておくと良いでしょう。

交通事故の慰謝料を増額するポイントと後遺障害診断書

ところで交通事故の慰謝料を増額したいなら、後遺障害診断書も軽視できません。書類を詳しく書いてくれる医療機関を選ぶ必要があります。

病院に丸投げしない

そもそも慰謝料を算出するためにも、正確な情報が必要です。後遺障害診断書は、その情報を知る為の書類なのですが、全てを病院に丸投げしない方が良いでしょう。診断書の書き方が不適切ですと、十分な情報を得る事ができませんから、等級認定が不適切になってしまう可能性があります。

そのためにも、病院には詳細な情報を伝える必要があります。情報不足にならないよう、余さず病院に症状を伝えるのが望ましいです。もちろん正確な情報を伝えるべきなのは、言うまでもありません。

また病院に診断書を作成してもらった後は、必ず自分でも確認する必要があります。どこかに記入漏れが無いかどうか、慎重に確認する方が良いでしょう。

交通事故の診断書を作成した経験がある医師を選ぶ

それと適切な診断書が作られるかどうかは、医師の経験にも左右される傾向があります。少なくとも、作成経験がある医師を選ぶ方が良いでしょう。

残念ながら、「全て」の医師が診断書の作成に詳しい訳ではありません。その書類の作成経験がないと、十分な内容が記載されていないので、不適切な等級で認定されてしまう可能性があります。

ですから医師選びは大切です。経験豊富な人物を選ぶと良いでしょう。

交通事故に関して弁護士に相談して増額を目指す

また増額を目指すなら、弁護士に依頼する方が無難です。弁護士基準で手続きを進めてくれますし、過失割合の問題もあるからです。

慰謝料を増額する方法と弁護士基準

そもそも慰謝料には、3つの基準があります。自賠責と保険と弁護士基準があって、その中では弁護士基準が一番高いのです。

例えば障害等級が2であれば、自賠責基準では960万円目安になりますし、弁護士基準は約2,350万円なのです。ちなみに保険基準は1,300万円です。

交通事故にあった場合、一応は自力で慰謝料を請求する事もできますが、それでは自賠責基準の960万円程度になってしまう可能性があります。弁護士基準の方が、2倍以上高いのです。

交通事故の過失割合を下げる為に弁護士に相談

また弁護士に相談すると、相手との交渉が有利になりやすいです。例えば過失割合です。

そもそも交通事故によっては、被害者にも非があるケースがあります。被害者に過失がある時などは、慰謝料も減額される事が多いです。そして加害者によっては、高い過失割合で交渉してくる事があります。

その点、弁護士に相談しますと、自分に有利になるよう交渉してくれるのです。過失割合を下げるよう、働きかけてくれるケースも多々あります。保険会社との交渉も有利になりますし、弁護士に相談する方が無難です。

まとめ

上記のように、交通事故の慰謝料を増額するポイントは色々あります。基本スタンスとしては、やはり正確な知識を理解しておくべきです。ライプニッツ係数も含めて、慰謝料に関する正確な知識を知っておけば、適正な金額になりやすいです。また慰謝料は等級にも左右される訳ですから、診断書に詳しい医師を選ぶべきであり、弁護士も慎重に選ぶ方が良いでしょう。正確な知識を理解した上で、適切な金額で慰謝料を受け取れるよう目指したいものです。

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