脇見運転や不注意運転で追突での過失割合を徹底解説

2020 2/03

車を運転していると、ついよそ見してしまう事があります。普段あまり行かない場所を運転している時や、何か珍しい物を見かけた時などは、脇見運転してしまう事もよくあるのです。

脇見運転の過失割合は、かなり大きくなってしまう実例もあります。状況によっては加害者側の過失が100%になる事もあります。もちろん被害者の落ち度にも左右されるので、やはり状況に大きく左右されるでしょう。

目次

脇見運転による交通事故とその罰則や過失割合

脇見していて前方不注意だったので事故が起きる

車の運転手には、必ず安全義務が課せられます。ハンドルやブレーキなどは的確に操作し、他人に危害を加えてはいけない事になっているのです。冒頭で触れた脇見運転は、前方不注意になります。

例えば道で何か珍しい物を見かけて、路肩に停まっている車に衝突したり、赤信号で停まっていた車にぶつかってしまうのは前方不注意です。またスマートフォンでSNSサイトなどを見ていたので、前側を見ずに運転するのも前方不注意になります。そのような不注意運転は、年間20万件以上も発生しているのです。

脇見運転の加点や罰則はどうなるか

では脇見運転による交通罰則はどうなるかと言うと、それも程度に左右されます。2〜20点など、非常に幅広いのです。

どのような時に点数が大きくなるかと言うと、やはり飲酒やスピード違反がある時などは、大きく加点されると見て良いでしょう。飲酒運転していれば、25点加算されてしまう事もあります。

罰金は、車種次第です。大きな車ですと9,000円になりますが、小型車であれば6,000円になります。刑事罰に課せられた時は、3年以下の懲役になるか、5万円以下の罰金になる可能性もあります。

ただし上記の罰則や点数は、人身事故のケースです。物損事故の場合は、加点されるケースは殆どありません。

脇見運転の慰謝料と過失割合

その他にも、過失割合もあるのです。その割合は、事故の状況に左右されます。加害者側の落ち度が大きければ、加算される数字も大きくなるのです。

そして過失割合は、後遺障害の慰謝料にも影響を及ぼします。過失割合の数字が大きければ、慰謝料は減ってしまうのです。ですから例えば被害者側の過失割合が90%になった時は、支払われる慰謝料も90%減額されてしまいます。100%なら、もちろん慰謝料はゼロになるのです。

色々な追突事故とその過失割合

停車していた車に追突した事故の過失割合

ところで脇見運転で追突事故になると言っても、その状況は多彩です。具体的には、下記のような実例があります。

  • 停まっている車に追突した
  • 同一車線で走っていた車に追突
  • 同一車線で走っていて、前の車が急ブレーキを踏んで追突
  • 前の車が進路変更してきて、追突
  • 追い越しする際に追突

それぞれ過失割合の数字は異なりますが、まず上記の1つ目のパターンの場合、追突した側の過失割合は100%になる事が多いです。駐車場で停まっていた車に追突する時などは、明らかに追突した側が悪いでしょう。相手が止まっている以上、注意深く運転すれば避けられる筈です。

しかし、何事にも例外はあります。停まっていた車に落ち度があれば、100%にならない事もあるのです。例えば下記のようなケースです。

  • 停めるべきでない場所に停まっていた
  • 夜なのにランプを点灯していなかった
  • 他の車の交通の妨げになる場所に停められていた

このような落ち度があれば、100ではなく90や80になる事はあります。修正される訳です。

同一車線を走っていた車が追突した時の過失割合

また上述の2点目の同一車線の例ですが、それも追突した側は100%になる傾向があります。そして、それにも例外があるのです。

たとえブレーキをかける時のランプです。前側を走っている車がブレーキをかければ、後側にあるランプが点灯しますが、それが故障していた時の過失は100未満になる傾向があります。ブレーキランプは、交通事故を防ぐ大切な役割を担っているのです。そのメンテナンス義務を怠っていれば、過失割合は加算されてしまいます。

それと前側を走っていた車が急ブレーキをかければ、もちろん過失割合は加算されるのです。20%から30%ぐらい増えます。

前側を走っていた車が車線変更してきて追突した時の過失割合

車線変更ですが、それも基本的には危ない運転です。何の前ぶれも無く車線を変更してくる状況は、後続車としても想定しづらいでしょう。前側を走っていた車の過失割合の方が重くなり、基本は70%です。

ただ、それも状況次第なのです。前の車がウインカーを出していなければ、80%になる事もあります。しかし後続車にも何らかの非があるなら、やはり修正される事があります。

追い越し運転の追突事故の過失割合

また追い越し運転は、細心の注意を払うべきとされています。追い越しした時の追突事故は、追突した側の過失割合が重くなり、基本は100%です。そして、やはり例外があるのです。

後ろから来る車が追い越すことに気が付いた時は、前の車はスピードを落として道を譲る義務があります。にもかかわらず速度を落とさなかった時は、過失割合は加算されてしまいます。

また速度を上げるのは、かなり過失割合が大きくなります。追い越される時は、スピードを出してはいけないのです。30%や40%など、かなり加算されてしまいます。

過失割合の基本と弁護士に相談するメリット

追突した側の過失割合は100を基本として修正する

上述のように、脇見運転が原因の追突事故には色々なパターンがあります。進路変更のパターンは別として、基本的には追突した側の過失割合が100%になるのです。そもそも後側を走っている車としては、車と車の距離を空ける方法もあるでしょう。距離が離れていれば、追突する事も無いからです。距離を空けるのを怠ってしまえば、やはり過失割合は重くなるのです。

その100%の過失割合に対して、色々な修正要素が入る事になります。脇見運転だけでなく、他の運転の過失割合にも同じ事が言えます。

過失割合が不満な時は弁護士に相談

ただし相手側の保険会社が提示してくる過失割合は、妥当でないと思われる事もあるのです。被害者にとって不利な過失割合が掲示されて、賠償金が減る可能性が浮上する事もあります。

もしも相手が提示する過失割合が不満な時などは、弁護士に相談してみるのがおすすめです。それも交通事故に強い弁護士に相談する方が良いでしょう。

幸いにも法律事務所では、過失割合に関する相談も受付けているのです。相手の主張が不当であると思われる時は、被害者に代わって交渉を代行してもらう事もできます。実際それで慰謝料が増額されるケースもありますし、検討してみると良いでしょう。

脇見運転や不注意運転の過失割合についておさらい

脇見運転や追突事故に関するパターンは多彩ですが、基本的には追突した側の過失割合は重くなります。不注意運転は要注意です。前側を走っている車との距離は、十分取る必要があるでしょう。ただし追突された側にも落ち度があれば、それで数字は修正されるのです。

もしも追突事故の過失割合で困った時は、やはり法律事務所に相談してみるのが一番無難です。被害者1人で主張するのも大変ですし、相談がおすすめです。

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