バイクと車の右直事故の過失割合を解説

2020 3/31

交通事故は、必ずしも自動車同士であるとは限りません。自動車とバイクが衝突している事故もあります。中でも右直事故は、比較的よくあるのです。交差点で右に曲がろううする時に、相手の車に衝突してしまうケースがあります。

自動車にとっては、バイクは死角に入りやすいので、衝突してしまうケースも多いのです。その右直事故の過失割合はどうなるかというと、状況次第です。バイクの方が過失が大きくなる事もあります。

目次

信号機がある場所での右直事故の過失割合

過失割合があると慰謝料も減額される

過失割合は、支払われる慰謝料にも大きく関わってきます。過失割合が大きければ、その分慰謝料は減額されてしまうからです。

多くの方々は、交通事故の後遺障害の手続きを保険会社に任せています。一括で手続きを任せているケースも多いですが、その際に保険会社から不利な過失割合が提示されてしまうケースもありますから、注意が必要です。

保険会社に任せますと、過失割合が20%や30%程度でも減額されてしまいます。自分で自賠責に請求する時は、70%以下なら減額されないのですが、任意保険基準では減額されてしまうのです。任意保険会社から伝えられる内容が不利かどうかを見極めるためにも、下記の過失割合の基礎知識は抑えておきましょう。

バイクは直進で自動車は右折していた時の過失割合

冒頭でも触れた右直事故には、大きく分けると2つのパターンがあります。信号機がある場所での事故と、ない場所での事故です。それぞれ過失割合も異なるのです。

前者の信号機がある場所での事故にしても、以下のように色々なパターンがあります。

  • バイクは直進していて、自動車は右折した
  • バイクが右折して、自動車は直進していた
  • 信号の変わり目のタイミングで交差点に進入した
  • 直進車は赤信号で、右折車は青で新入し、右折時は赤だった

状況は多彩ですが、基本的に過失割合はバイクの方が有利になります。例えば上記の1つ目ですが、両方とも青信号だった時には、バイクの過失割合は15%です。もちろん自動車は85%になります。

また両方とも黄信号だった時は、バイクは30%になります。自動車よりはバイクの方が弱いので、過失割合も有利になる訳です。 しかし赤信号なら、また話は変わってきます。

上記の1つ目の状況で、バイクが赤信号で自動車は青信号なら、バイクの過失割合は100になるのです。

バイクは右折して自動車は直進した時の過失割合

ところで上記の2つ目のような状況ですと、むしろバイクの方が不利になります。具体的には以下の通りの過失割合になるのです。

両者とも青信号バイクの過失割合は70%
両者とも黄信号バイクの過失割合は50%
両者とも赤信号バイクの過失割合は50%

ちなみにバイクが青信号で自動車が赤信号なら、バイクの過失割合はゼロになります。

信号が変わるタイミングの過失割合

それと信号が変わるタイミングでの右直事故ですが、どちらが右折していたかによって過失割合は変わってきます。例えばバイクが直進していれば、バイク側の過失割合は60%ですが、バイクが右折していた時は25%になるのです。

というのも右折するのは、どうしても信号が変わるタイミングになりやすいからです。右折するのを待機している車としては、赤信号に変わる前の黄色信号などで右折する事が多く、変わるタイミングに曲がるのもやむを得ないと判断されます。ですから右折側の方が、過失割合は若干有利になる訳です。

右折する車は青で進入して右折時は赤だった時の過失割合

また上記の4つ目のように、やや複雑なパターンもあります。両方とも赤信号ではありますが、右折する車としては赤信号で曲がらざるを得ないのです。どうしても直進車側が赤信号のタイミングでないと右折できないので、過失割合も若干有利になる傾向があります。

現に上記のような状況ですと、バイクが直進していて自動車が右折していた時は、バイクの過失割合は80%になるのです。また右折側がバイクだった時は、バイクの過失は10%になります。

信号機がない場所での画質割合と主な修正要素

信号機がない所での過失割合

信号機が無い場所での過失割合は、非常にシンプルです。基本的には、直進していた側の過失割合が有利になります。

例えばバイクの方が右折していた時は、バイクの過失割合は30%になります。しかしバイクが直進していた時は、15%になるのです。信号機がある場所と違って、パターンは2つしかないのです。

右折車の過失割合が不利になる要素

ところで過失割合には、修正要素もあります。例えば右折していた車が以下のような状態だった時は、右折車にとっては少々不利になるのです。

  • 徐行をしていなかった
  • ウインカーなどの合図がなかった
  • 早回りしていた
  • 直近右折

上記の3つ目ですが、車によってはややインコースで右折している事があるのです。あまりにもインに寄っていると、過失が大きくなります。また直近右折とは、直進車から非常に近い場所で右折する事です。

このような過失があれば、5~10%ぐらいは加算されます。もちろんスピード違反や飲酒運転やながら運転などは、過失が加算されます。

直進車の過失割合が加算されるパターン

それと直進車の過失割合が不利になるケースもあります。

  • スピード違反
  • すでに相手は右折が完了していた
  • 道交法50条違反

上記の3点目ですが、渋滞している場所で右折すると過失割合が重たくなるのです。渋滞していると、交差点で右折するのは他の車の走行を妨害すると見なされます。ですから他の車としても、誰かが右折する事は想定していません。にもかかわらず右折した時は、過失割合は重たくなるのです。

保険会社からの過失割合の主張と弁護士に相談するメリット

保険会社による不利な過失割合の主張

上記のように、右直事故の過失割合は色々なパターンがあります。特に複雑なのは、信号機がある場所での事故です。状況が多彩であるだけに、過失割合は分かりづらいケースも多々あります。 分かりづらい状況での事故ですと、加害者側の保険会社も不当な過失割合を主張してくる事がたまにあります。被害者にとって不利な割合なのは、少々困るでしょう。

過失割合の示談交渉は弁護士に相談

上記のような保険会社との示談交渉は、かなりハードルが高いです。保険会社も交通事故に慣れている事があり、交渉が難航してしまうケースも多々あります。

難しそうな時は、やはり弁護士に相談してみる方が無難です。弁護士に依頼をしますと、相手側との交渉も代行してくれます。面倒な交渉を代行してくれるだけに、弁護士に依頼する方が楽です。

過失割合にしても、依頼主に有利になるように交渉してくれます。交通事故に関するサポートも受けられますし、相談を検討してみると良いでしょう。

バイクと車の右直事故の過失割合についておさらい

右直事故には、実に多彩なパターンがあります。特に交差点での事故はとても複雑で、信号が変わるタイミングでの過失割合は、判断に困ってしまう事も多いです。そのような状況ですと、相手側の保険会社も不利な過失割合を提示してくる事がありますから、注意が必要です。

交渉が難航しそうな時は、弁護士への依頼を検討してみる方が良いでしょう。難しい交渉を代行してくれるメリットは大きいので、相談してみるのがおすすめです。

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