横からの追突事故の過失割合は?納得できない時の対処法

2020 1/23
横からの追突事故の過失割合は?納得できない時の対処法

車は、必ずしも正面や後方から衝突してくるとは限りません。突然に横側から衝突してくる事もあります。

いわゆる横からの追突事故ですが、普通に車を走らせていた本人からすると、自分には過失割合はゼロであると思われるかもしれません。ですが横から追突された側にも、過失割合が生じる事があります。

過失割合が加算されれば慰謝料も減額されてしまいますし、困った時は弁護士に相談してみる方が無難です。

目次

横からの追突事故の色々なパターンとその過失割合

慰謝料の金額を左右する過失割合

過失割合は、落ち度がある時に加算される数字です。必ず%で表現され、過失割合が大きいほど慰謝料も減額されます。自賠責基準ではあまり大きく減額されませんが、保険会社に一括で手続きを任せた時には、過失割合の分だけ慰謝料が減額されるのです。

落ち度が大きいほど過失割合も高く、ひき逃げ事故など悪質な場合の過失割合はかなり大きくなります。

例えば支払われる慰謝料の金額が1,000万円であるとします。それで被害者側の過失割合が20%の時には200万円分だけ引き算されますので、実際に支払われる慰謝料は800万円になります。

横からの追突事故の多彩なパターン

ところで道路の状況は、とても多彩です。

そもそも道路によっては信号機がない事もあるでしょう。もちろん交差点などの場所には、信号機はあります。その場所や状況に応じて、過失割合の数字は変わってくるのです。

信号機がある交差点ですと、下記のような状況があります。

  • 自分は青信号で、横から追突してきた車は赤信号だった
  • 自分は青信号で、相手も青信号
  • 自分も相手も黄信号

そして信号機がない道路なら、下記のように色々なパターンがあるのです。

  • 両者の道幅は同じ
  • 片方の道路は明らかに広い
  • 片方の車の道路には一旦停止の標識がある

信号機がある場所での過失割合

まず被害者が青信号加害者が赤信号の時は、加害者の過失割合は100%になります。赤信号を渡っている訳ですから、100%になるのも当然でしょう。もちろん被害者の過失割合はゼロになります。

ところが両方とも青信号の時は、加害者の過失割合は80%になります。なぜ被害者は20%になるかというと、青信号という状況なら前方を十分に確認すべきだからです。やや前方不注意であると判断され、20%の過失割合が発生します。

さらに両方とも黄信号の場合は、青信号の時よりも周りを注視すべきという考え方により、加害者の過失割合は60%になるのです。つまり横から追突される事も想定しながら運転する必要があるのです。

信号機が無い道での過失割合

信号機がない道ですと、両者の道幅が同じ時は、左側にある車が被害者であると見なされます。そのような状況では左側の車を優先するルールになっていますから、右側の車の過失割合は60%になるのです。

しかし減速していた時は、過失割合が20%変動します。例えば左側の車が減速していた時は、右側の車の過失割合は20%加算されるので、80%になるのです。逆に右側の車が減速していた時は、右の車は40%といった具合になります。

ところで上記の60%などは、両方の道の幅が同じ時の過失割合になります。どちらか片側の道が広い時は、狭い道の車の過失割合は70%になるのです。広い道の方が優先される訳です。ですが減速していた時は、通常は10%変動します。狭い方の車が減速していれば80%になり、広い方の車が減速していた時は60%といった具合です。

また道路によっては一旦停止の標識がありますが、車がそれを無視していた時は、過失割合は80%になります。そして減速していた時は、減速した側の車は過失割合が10%加算されるのです。ですから標識を無視していて、しかも減速していた時には、過失割合は90%になります。

ながら運転などの修正要素で過失割合が加算される事も

上記のように過失割合には色々なパターンはありますが、どちらかに著しい落ち度がある時には、修正要素が発生する事もあります。

例えば、スマートフォンを見ながら運転していた時です。明らかに危険な運転ですが、やはり過失は加算されます。人によってはお酒を飲んだ後に運転している事もありますが、もちろんそれも危険です。道交法に触れてしまいますから、過失割合は加算されます。

それで上述の交差点での事故ですが、被害者は青信号で加害者は赤信号なら、もちろん本来は加害者は100%になるのです。しかし被害者がスマホのながら運転をしていた時や、飲酒運転していた時などは、10%ほど加算される事もあります。

もちろん加害者は90%になり、被害者は10%になるのです。ですから数字が修正されないよう、普段から気を付けて運転する必要があります。

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追突事故に関する保険会社の主張と弁護士への相談

追突事故で保険会社から不当な過失割合が主張される

横から追突された時には、被害者は加害者と示談交渉する事になります。被害者に後遺症が残ってしまった時などは、賠償金も請求していく事になります。基本的には示談交渉を行って、最終的な金額を決定します。その際、上述のような過失割合も考慮していく事になります。

ですが上記でも触れた通り、横から追突される事故の過失割合は、かなり多くのパターンがあります。車の運転にあまり慣れていない方は、その全てのパターンを知り尽くすのは難しいでしょう。

そこで加害者側の保険会社は、被害者の情報不足につけ込んでくる事があるのです。過失割合にあまり詳しくない事に注目して、不当な数字を主張してくる事があります。本来ならば過失割合は10%程度になる筈なのに、40%などの数字を強気に主張してくる保険会社もあるので、注意が必要です。

というのも加害者の過失割合が大きいと、保険会社としては多くのお金を払う事になります。保険会社としては売上数字を気にしていますから、不当な数字を主張してくる事はあるのです。

追突事故の過失割合は弁護士に相談

そして多くの交通事故被害者は、保険会社との示談交渉には慣れていません。自分の主張を伝えたくても、保険会社に強気に出られてしまい、結局は不利な条件で合意せざるを得ない事があります。

ですが、そのような事態は防ぐ事も可能です。やはり示談交渉が難しそうな時は、弁護士に相談してみる方が良いでしょう。幸いにも弁護士は、保険会社との示談交渉も代行をしてくれます。普段から多くの交渉を経験していますから、弁護士に任せる方が有利になるケースも多いです。

弁護士は法律の専門家ですので、きちんと法律に基づいて主張し正当を実証してくれます。しかも弁護士に依頼する方が、支払われる慰謝料も高くなる事が多いです。追突事故の過失割合が気になる時は、相談してみると良いでしょう。

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横からの追突事故の過失割合についておさらい

急に横から追突された側からすると、自分には過失が無いように思われるかもしれませんが、上述のように追突事故にも色々なパターンがあります。必ずしも自分の過失はゼロになるとは限りませんから、注意が必要です。

ただ保険会社によっては、不当な過失割合を主張してくる事は実際あります。それで慰謝料が減ってしまうのは困るでしょう。やはり難しそうな時は、法律事務所に相談してみるのが一番無難です。

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