追突事故の示談交渉と被害者が知っておくべきポイント

追突事故の示談交渉と被害者が知っておくべきポイント

追突事故が発生した時は、慰謝料や治療費などの手続きも進めていく事になります。

追突事故の場合、基本的には被害者には非はありません。過失割合の数字は低いので、示談交渉もスムーズに進むと思われている事も多いです。

しかし、やはり被害者が押さえておくべきポイントもあるのです。そこで今回は、追突事故の被害者が理解しておくべきポイントをまとめておきましたので、参考にしてみて下さい。

目次

追突事故が起きてから示談金支払いまでの流れとハードルの高さ

追突事故が発生してから示談金が支払われるまでの流れ

追突事故が発生した時の手続きの大まかな流れは、下記の通りになります。

  • 病院で治療を受ける
  • 症状固定や障害認定
  • 示談交渉を始める
  • 示談の成立もしくは不成立
  • 示談金の支払い

このような数段階の流れになりますが、上記の2点目の症状固定までは若干時間がかかります。

そもそも交通事故による症状が落ち着くのは、どうしても日数を要するのです。かすり傷でなければ、ある程度傷が治るのは時間もかかるでしょう。

また上記の流れは、厳密には2通りの場合分けがあります。

示談が成立になるか、もしくは不成立になるかによって、裁判の必要性も変わってくるからです。示談が不成立になれば、やはり裁判所で争うことになります。

大まかなイメージとしては、まずはケガが落ち着くまでは治療に専念し、話し合いで金額を詰めていくような流れになります。

事故発生から示談交渉まで何日かかるか

では上記の手続きは何日ぐらいかかるかと言うと、それこそケガの状況次第です。重症であれば、手続きも長期化すると考えて良いでしょう。

むちうち程度の症状であれば、手続きはそれほど長引きません。むちうちの症状次第ですが、3ヶ月程度で示談交渉を開始できるケースもあれば、半年ぐらいかかる事もあります。

しかし神経系統に障害が残るような症状ですと、もっと長期化する傾向があります。脳に関わる症状であれば、1年ぐらいかかるケースも多いです。

自力で示談交渉するハードルは高い

1つ押さえておくべきポイントは、示談のハードルは少々高いという点です。上記の一連の流れの中で、被害者は加害者の保険会社と示談交渉する事になります。

被害者が単独で示談交渉に臨んでも、必ずしも有利な結果になるとは限りません。保険会社は交渉に慣れているので、不利な結果になってしまう可能性も大いにあります。ですから多くの方は弁護士に相談している訳です。

追突事故の示談金はどれぐらいになるか

では肝心の示談金は何円ぐらい支払われるかというと、それも事故の状況次第なのです。具体的には、下記の4種類のお金が支払われます。

  • 治療費や交通費など
  • 入通院慰謝料
  • 後遺障害の慰謝料
  • 逸失利益

慰謝料は2種類ありますが、その2つが支払われるかどうかは後遺症次第です。

後遺症が残らない程度の軽傷であれば、入通院慰謝料だけになるケースもあります。もちろん重症なら、後遺障害の慰謝料も支払われるのです。

それと逸失利益とは、追突事故がなければ受け取っていた筈の利益を指します。追突事故があれば、体を動かすのも難しくなってしまう事もあるでしょう。事故で手足が動かなくなるのは、よくあるのです。体が動かなければ、働いてお金を稼ぐ事も難しくなりますし、収入が入ってこなくあるでしょう。その収入は、逸失利益と呼ばれるのです。

それで上記の4種類のお金の金額を左右するのは、やはり等級です。全部で14段階の等級があり、1級が一番重たい症状になります。認定された等級に応じて、慰謝料や逸失利益の数字も変わってくるのです。

その他にも、被害者の収入や年齢にも左右されます。多くの収入を得ていたり、労働可能な見込み年数が大きければ、支払われる慰謝料も高くなります。

追突事故で過失割合が生じた時はどうなるか

ちなみに追突事故によっては、過失割合が0%以内になる事もあります。というのも追突事故は、必ずしも加害者だけに非があるとは限りません。

例えば被害者が急ブレーキをかけていた時です。もちろん、自動車は急に止まれる訳ではありません。急ブレーキをかけられてしまうと、後続車のブレーキが間に合わずに追突してしまうケースはよくあるのです。その場合、被害者にも10%や20%などの過失割合が生じる事もあります。

過失が発生した時は、慰謝料も減額されるのです。過失割合が10%になった時は、慰謝料も1割ほど減る形になります。

追突事故で揉めやすいむちうちと弁護士相談のメリット

示談交渉で揉める事が多いむちうち

ところで追突事故でよくある症状の1つに、むちうちがあります。数ある症状の中でも、もめる事が多いと言われています。その主な理由は、症状が軽いからです。

むちうちは、外見上はよく分からないケースが多いです。腕が切断されるような症状は分かりやすいですが、むちうちという状態ですと、本当に痛いかどうかも分かりづらいケースが目立ちます。

またむちうちは、自覚症状がはっきりしない事も多いです。事故直後はあまり気にならなかったものの、日数が経過してからむちうちの症状が出ることもよくあります。

それだけに、この症状は事故との因果関係を証明しづらいのです。保険会社からすると、かなり症状が軽いように見えてしまうので、治療費打ち切りの話が浮上する事もよくあります。

むちうちは、障害が認定されづらい症状の1つでもあります。はっきりしない一面があるので、後遺症が認められづらい傾向があります。
しかし追突事故でむちうちで悩んでいる本人からすると、疑われるのは心外であると感じられる事もあるでしょう。もめやすい症状なのです。

追突事故で打ち切りになったら治療は止めるべきなのか

むちうちを疑われた時や、治療費打ち切りになった時の対処法ですが、独断で治療を中断しない方が良いでしょう。治療を止めてしまうと、示談金が少なくなってしまう可能性があります。通院日数が少ないと、症状の深刻さを疑われてしまうからです。

何よりも、治療をストップしてしまえば治りづらくなってしまいます。まずは体が第一なので、医師からの指示がない限り治療を止めるべきではありません。

追突事故は弁護士に相談すべき理由

以上の点を考慮すると、追突事故で悩んだ時には弁護士に相談するのが無難です。交通事故に強い弁護士なら、的確なアドバイスも行ってくれます。

それと上記でも少々触れた通り、交通事故の被害者が保険会社と交渉するハードルは高いです。ですが弁護士は、その保険会社との交渉も代行してくれるのです。

しかも弁護士に依頼すれば、色々な証拠やデータを提示して、症状の深刻さを実証してくれます。示談金も高くなりやすいので、相談してみると良いでしょう。

まとめ

追突事故は、たいていは被害者の過失割合は低くなります。それだけに示談交渉はスムーズに進むと思われている事も多いですが、実際はそうとも言えません。

被害者単独で保険会社と交渉するのは、とても大変です。しかし弁護士に相談すれば、その交渉も代行してくれます。

適切な等級で認定されやすくなりますし、弁護士に相談するメリットは大きいです。できれば、交通事故が得意な弁護士に相談すると良いでしょう。

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