メニュー閉じる
交通事故専用サポートセンター
0120-13-4970
平⽇ 9:00〜21:00 / ⼟⽇祝 9:00〜18:00
お問い合わせ
交通事故治療で整骨院へ通院なら事故したら.com
交通事故専用
サポートセンター
0120-13-4970 年中無休
問い合わせ件数45,000件以上!無料で交通事故治療予約
ホーム事故したら.comまとめ交通事故被害の対応マニュアル交通事故での訴訟から裁判までの流れについて
問い合わせ件数45,000件以上!無料で交通事故治療予約

    交通事故での訴訟から裁判までの流れについて

    2021.10.06
    交通事故での訴訟から裁判までの流れについて

    最終更新日 2021年11月5日

    交通事故が起きた後は、加害者と被害者は話し合いをする事になります。

    慰謝料や治療費などの金額を決めた上で、過失割合も決定する事になるのです。ですが話し合いは、必ずしもスムーズに進むとは限りません。上手く行かない時は、「訴訟」という手続きを踏む事になります。

    この手続きは数段階に渡り、費用も支払う事になるのです。今回は、その訴訟の手続きの流れや手順に関してまとめましたので、参考にして下さい。

    決着が付かない時の訴訟手続きの大まかな流れや費用

    話し合いなどで決着が付かない時は訴訟で解決を目指す

    加害者と被害者の話し合いは、必ずしも決着が付く訳ではありません。お互いはそれぞれ主張を述べていく訳ですが、平行線をたどってしまう事も多々あるのです。譲るのがどうしても難しい時などは、平行線になってしまうのも当然です。

    その場合どうすれば良いかというと、一応はADRなどの選択肢もあります。紛争解決機関の1つなのですが、示談あっせんやアドバイスなどを受ける事も可能です。しかしADRが間に入っても、結局は決着が付かないケースもあります。その場合、基本的には訴訟で決着をつけに行く事になるのです。

    もしくは調停という方法も一応あって、裁判所の調停委員に間に入ってもらう事も可能ですが、それでも決着を付かないケースもあります。その場合も、やはり訴訟で決着をつける事になります。

    訴訟の大まかな流れ

    訴訟を起こす時の流れは、下記の3段階になるのです。

    1. 訴状を作成する
    2. 証拠を揃えていく
    3. 裁判所への提出

    上記の1つ目の訴状とは、自分の主張をまとめた書面になります。分かりやすくまとめる必要があり、法的な理屈が通っていないと訴状は受け付けられませんから、注意が必要です。

    2つ目ですが、訴訟後は裁判を起こすことになるのです。もちろん証拠が揃っていなければ、裁判では不利になってしまいますから、ドライブレコーダーの画像や診断書などの証拠を集めます。

    そして3つ目ですが、必要書類を裁判所や被告に提出します。なお書類の内の1つは、自分用の控えとして保管しておきましょう。

    訴訟手続きの主な費用

    冒頭でも少々触れた通り、訴訟を起こす時にはお金もかかります。具体的には、下記のような費用が発生するのです。

    • 切手代
    • 交通費
    • 謄写の料金
    • 弁護士に支払う料金

    1つ目ですが、訴訟を起こすなら切手は必要です。被告や原告に対して書面で連絡する事になりますが、その際に切手も使用します。料金は6,000円目安です。

    2つ目の交通費とは、裁判所に移動する時の交通機関の料金です。

    3つ目の謄写ですが、裁判の内容はコピーが取られます。多くの枚数が必要なので、15,000円ぐらいになる事が多いです。

    そして4つ目は、訴訟の手続きを弁護士に任せる時の費用です。着手金や成功報酬などを支払いますが、法律事務所によっては着手金が無料になっている事もあります。

    訴訟を起こしてから判決までの具体的な流れ

    書類のやり取りをして訴訟を起こす

    では訴訟の具体的な流れはどうなるかというと、下記内容に数段階に渡ります。

    1. 提訴
    2. 被告への送達
    3. 答弁書の受け取り
    4. 口頭弁論
    5. 証人尋問
    6. 判決
    7. 控訴や上告

    まずは書類送付から開始します。訴状と証拠を裁判所に提出し、被告にも送達する事になるのです。

    なお送付する裁判所は、金額によって異なります。高額請求の場合は地方裁判所になり、少額の場合は簡易裁判所です。訴状などを提出した後には、被告からは自分の意見や主張を述べた答弁書も送られてきます。

    口頭弁論と証人や当事者への尋問

    書類のやり取りが完了したら、まずは口頭弁論です。1回目の口頭弁論は、書類と予定の確認です。証拠や答弁書などの必要書類を確認し、次回以降の口頭弁論の予定日も決定します。

    2回目以降からは、指定の部屋で被害者と加害者が意見を出し合っていくのです。もちろん状況に応じて反論もします。

    お互いにある程度の主張を述べたら、証人尋問に進みます。当事者以外の人物を呼び、裁判所が質問する訳です。

    ただし証人がいない場合は、当事者尋問だけになります。その場合、たとえ弁護士に手続きを任せている時でも、裁判所に出廷する必要があります。様々な点を質問されますから、事前に弁護士と打ち合わせしておきましょう。

    裁判所からの判決と控訴などでの再審理

    尋問が終了したら、改めて当事者は意見を述べます。そして裁判所が色々と確認をして、1ヶ月後に判決が下る訳です。

    判決の内容に不満がある時などは、控訴する事もできます。また別の裁判所で審理を行って、改めて判断を下してもらう訳です。その別の裁判所での判決に納得できない時は、最高裁への上告もできます。

    ちなみに訴訟手続きの途中で、和解する事も可能です。ある程度の妥協点を見い出して、訴訟を終わらせる事もできます。その場合、慰謝料などは満額支払われる訳ではありません。

    7割や8割などの妥協点があり、一部が支払われる形になります。

    訴訟手続きのハードルと弁護士に任せるメリット

    訴訟の手続きの主なハードル

    上記のような流れになり、最終的な決着がつくまでは1年ぐらいかかる事も多いです。

    ただし訴訟手続きには、下記のような色々なハードルがあります。

    • きちんとした形で訴状を作る必要がある
    • 書類の追加提出が必要な事も
    • 効果的に反論する必要がある
    • 相手が弁護士を立てていると不利

    裁判は、決まった形での書類は提出する必要があります。何かが間違っていると再提出や追加提出になってしまうので、注意が必要です。

    また相手が答弁書を出してきた時には、それに反論する必要があります。もちろん筋道を立てつつ、証拠も提示しながら反論しなければなりません。

    また保険会社を相手に訴訟を起こす場合、相手には弁護士がいるのです。弁護士を相手に反論するハードルは、とても高いです。

    訴訟の手続きを弁護士に任せると良い理由

    交通事故で訴訟を起こす時は、やはり弁護士に依頼すべきです。上記のような色々な手続きを代行してくれるからです。代行してもらっている間に、治療や仕事などに専念する事もできるでしょう。

    また弁護士は、相手に対する反論も代行してくれます。被害者1人で反論するハードルは非常に高いですが、弁護士は多くの示談交渉や裁判も経験しています。1人で反論するよりは、やはり弁護士を味方につけている方が楽です。

    弁護士に依頼していると、手続きに関するサポートを受ける事もできます。上記のような手続きを確実に済ませるために、色々な観点からサポートしてくれるのです。

    裁判所への証拠提示なども代行してくれますし、弁護士に相談するメリットは大きいです。
    ただ、依頼する弁護士の専門性はよく見極める方が良いでしょう。やはり交通事故に強い弁護士に相談するのが無難です。

    まとめ

    加害者と被害者が話し合いしても、なかなか話がまとまらない事はよくあります。

    特に費用は、なかなか決着が付かないことが多いです。そこで訴訟を起こして、裁判所に判決を下してもらう訳ですが、その手続きは少々複雑です。被害者が単独で手続きを進めようとしても、なかなか上手く行かない事も多々あります。

    やはり弁護士に相談して、手続きを進めていく方が良いでしょう。専門家のサポートを受けられるメリットは大きいです。