交通事故の慰謝料と整骨院で治療を受ける時の注意点

交通事故の慰謝料と整骨院で治療を受ける時の注意点

交通事故でむちうちや骨折といった状態になった時は、多くの方々は整形外科などの病院で治療を受けています。ですが、その症状を治療してくれるのは、整形外科だけではありません。

整骨院という選択肢もあるのです。人によっては何か理由があって、整骨院で治療を受けたいと思っている事もあります。整骨院で治療を受けても、慰謝料を支払ってもらう事はできます。ただ整骨院で治療を受けるなら、いくつか注意すべき点もあるのです。

目次

交通事故で整骨院に通った時の慰謝料

交通事故で整骨院に通った時の3つの慰謝料

整骨院に関わる慰謝料には、主に下記の3種類あります。

  • 入通院に関する慰謝料
  • 後遺障害に対する慰謝料
  • 死亡慰謝料

上記1つ目の入通院に対する慰謝料ですが、そもそも整骨院で治療を受けるにしても、しばらく整骨院に通い詰めることになるのです。たとえ整骨院に通院した時でも慰謝料は支払われるのですが、その金額は期間との関連性があります。基本的には、機関が長引けば慰謝料の金額も高くなるのです。

そして2つ目の後遺障害に関する慰謝料ですが、後遺症が残った時にはお金が支払われるのです。後遺症も色々あって、視力が0.6ぐらいにまで下がるケースもあれば、ほぼ失礼に近い状態になる事もあります。もしくは体が一部に神経症状が残る程度の後遺症もあれば、腕が失われるような重たい症状もあるのです。

その後遺症の重さに対する等級があって、それぞれ慰謝料の数字は異なります。後遺症が重たいほど、慰謝料も高くなるのです。

3つ目の死亡慰謝料は、被害者が他界してしまった時に支払われます。誰が他界したかにより、その金額は変わってきます。一家のご主人が他界した時の慰謝料は高めですが、子供や高齢者の場合は低めになるのです。

整骨院は整形外科よりも慰謝料は安くなるのか

ところで交通事故で治療を受けるのは、もちろん整骨院だけではありません。整形外科もあるのですが、実はどちらで治療を受けた時でも慰謝料の数字自体は変わらないのです。よく誤解されていますが、病院でも整骨院でも金額自体は変わりません。

しかし実際には、整骨院に通った時は慰謝料の数字が低めになるケースはあります。その主な理由は「必要性」なのです。

確かに交通事故に関する怪我を治療する為に「必要」であると判断されれば、たとえ整骨院でも妥当な金額の慰謝料は支払われます。ですが、もしも「不要」と判断されてしまった時は、整骨院への通院費用は慰謝料の対象外になってしまうのです。必要性や因果関係が認められなければ、慰謝料が支払われない事はあります。

なぜ整骨院に行く前に病院に行くべきなのか

ただ整骨院に通う被害者としては、何とか慰謝料を取りたいでしょう。そのためにも、最初から整骨院に行くのではなく、まずは整形外科に行っておく方が無難なのです。

例えば被害者が独断で「整形外科というより、整骨院に行くべき」と判断したとしても、それを保険会社が認めてくれるとは限りません。あくまでも被害者の独断であり、事故との因果関係があるとは断言できないからです。

しかし整形外科の医師が判断したのであれば、話は別です。医師が被害者の病状を確認してみた結果、「整形外科だけでなく、整骨院での治療も必要」という判断を下していれば、慰謝料も支払われやすくなるのです。

交通事故で整骨院に通いたいなら病院はよく選ぶ

病院は必ずしも整骨院をすすめてくれるとは限らない

ところで交通事故の後に行く整形外科も、実は慎重に選ぶ必要があります。

そもそも整形外科は、必ずしも整骨院への通院を認めているとは限りません。整形外科の考え方も多彩で、中には「整骨院に通院するのは禁止」という考え方の病院もあります。そのような病院ですと、整骨院で治療を受けるのは難しい事もあるのです。

整骨院に理解がある病院を選ぶべき

ただ被害者からすると、どうしても整骨院で治療を受けたい事もあるでしょう。上述のような病院ですと、慰謝料を取るのも難しくなりかねません。

ですから整形外科は慎重に選ぶべきなのです。少なくとも整骨院への通院に理解がある病院を選ぶ方が良いでしょう。どうしても整骨院に通院するのを納得してくれない場合、別の病院に変更する選択肢もあります。

交通事故で整骨院で治療を受ける時に弁護士に相談すると良い理由

交通事故で弁護士を通じて慰謝料の手続きを進めるべき理由と裁判所基準

また交通事故に対する治療を整骨院で受けたいなら、基本的には弁護士に相談する方が良いでしょう。それには主に2つの理由があります。

まず1つ目は後遺障害に対する慰謝料です。そもそも慰謝料には、下記の3つの基準があります。

  • 自賠責
  • 任意保険
  • 裁判所

慰謝料に関する手続きを行ってみると、この3つの中では裁判所が一番高くなる傾向があるのです。逆に、自賠責基準で慰謝料が算出された時は、金額は低めになってしまう傾向があります。

例えば後遺症の重さは、11級だとします。11級ですと、自賠責基準では慰謝料は135万円目安になるのです。ところが裁判所基準ですと420万円になりますから、実に3倍以上の差が生じます。そして任意保険基準は、150万円目安になります。

弁護士を通じて慰謝料の手続きを進めた時は、基本的には弁護士基準で算出されるのです。つまり400万円ぐらいは支払われる確率が高まります。

整骨院でも病院でも、その金額自体は一緒です。ですから整骨院で治療を受けるのであれば、基本的には弁護士を通じて慰謝料の手続きを進めると良いでしょう。

交通事故に強い弁護士は良い整骨院を紹介してくれる事も

ところで治療を受けるにしても、やはり良い整骨院を選ぶに越した事はありません。それも考慮しますと、弁護士に相談する方が良いのです。

交通事故の後の病状は、できるだけ良くなる方が良いでしょう。状況が良くなるかどうかは、整骨院次第なのです。

優良な整骨院を選んでおくのが望ましいのですが、自分1人で情報収集をするのも大変です。整骨院も沢山ありますから、どこに相談すれば良いか迷ってしまう事もあるでしょう。

ところで交通事故で弁護士に時間交渉を依頼すると、良い整骨院を紹介してくれるケースも多々あるのです。弁護士によっては、かなり多くの交通事故の案件を手がけている事があります。それだけに、良い整骨院を知っている事もあるのです。良い治療を受ける為にも、交通事故の解決に実績がある弁護士を選んで、相談してみると良いでしょう。

まとめ

整骨院で治療を受けても、慰謝料の料金自体は変わりません。しかし整骨院で治療を受ける必要が無いと判断されると、交通事故に関する慰謝料が減ってしまう可能性があります。それを防ぐ為にも、まずは一旦病院に行った上で、整骨院に行く方が良いでしょう。それも、できるだけ整骨院での治療に理解がある病院を選ぶべきです。また自賠責基準と裁判所基準の問題もありますから、交通事故の慰謝料の金額が気になる時は、弁護士に相談するのがおすすめです。

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