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交通事故が原因の肋骨骨折とその後遺障害の等級

車が衝突した時に強い衝撃を受けると、肋骨が折れてしまう事があります。いわゆる肋骨骨折です。

人によってはとても深刻な状態になってしまう事があり、内臓の一部の摘出を余儀なくされてしまう事があります。実際過去には、それで重たい等級が認定された実例もあるのです。

適切な等級で認定される為には、やはり症状の深刻さも主張していく必要がありますから、弁護士に相談して慰謝料を請求していく方が良いでしょう。

肋骨骨折という症状の特徴と病院による治療

肋骨骨折という症状とその事故例

肋骨骨折で大変なのは、反動です。咳をした時に大きな反動が来たり、かがみ姿勢を取った時や起き上がった時などに反動が生じてしまう事があります。かなりの痛みを伴ってしまう事もあり、人によっては内臓に影響が出てしまう事もあるのです。

現に過去には、脾臓を摘出せざるを得なかった実例があります。ある20代の大学生だったのですが、交通事故で左側の肋骨を折ってしまい、7本骨折してしまいました。しかも7本中2本は、大きく変形してしまったまま癒合したのです。それで本人の運動機能にも悪影響が生じるようになってしまいました。

しかも交通事故の時の衝撃が強かったので、脾臓破裂という状態になってしまいました。結局は病院で手術を受けて、脾臓を摘出する事になってしまったのです。

肋骨骨折に対する検査と病院による治療法

ちなみに肋骨の骨折は、他の症状と勘違いされている事もあります。

胸部打撲ぐらいだと思っていたものの、実際には内出血していて、病院で骨折が見つかるケースもあるのです。ちなみに肋骨の骨折は、やや見つかりづらい傾向があります。

レントゲンやX線などで検査を受けてみないと、骨折しているかどうか明確に分からない事も多々あるのです。ですから事故の後に胸部に強い痛みが出た時には、病院で検査を受ける方が良いでしょう。

なお骨折が見つかった時には、基本的には患部を固定する治療が行われます。サポーターなどを装着して骨の位置を固定する治療もあれば、コルセットなどで対処するケースもあります。痛みが強い時には、痛み止めの内服薬を服用する事もあります。

肋骨骨折の後遺障害の等級

交通事故で後遺症が残った時の等級認定

ところで交通事故が起きると、被害者には深刻な後遺症が残ってしまう事があります。

肋骨骨折の場合は、骨の形が変わってしまう事もあるのです。本来の形でなくなってしまえば、他の臓器に悪影響が及んでしまう事もありますし、冒頭で触れた反動などの症状もあります。

後遺症が残った時は、やはり被害者としては加害者に慰謝料も請求する事になるでしょう。いわゆる後遺障害の認定手続きを行い、等級を判定してもらう事になるのです。

交通事故の等級は、全部で14段階になっています。1級が一番重たいですが、それだけに支払われる慰謝料も高額になるのです。もちろん14級ですと、支払われる慰謝料は一番低くなります。

その等級を判断する際には、やはり医療データなどを確認する事になります。整形外科で病状を確認してもらえば、レントゲン撮影されることもあるでしょう。もしくはMRIなどの検査もありますが、それで交通事故に関連する症状があるかどうかを確認し、最終的な等級が決定される訳です。

肋骨骨折の後遺障害は何級ぐらいになるか

では上述の肋骨骨折の等級はどれぐらいかというと、12級ぐらいで認定される事はよくあります。ただしそれには条件があって、骨が変形しているかどうかに左右されるのです。

肋骨が折れたという症状ぐらいでは、実は等級認定されないケースが多いです。しかし事故によって著しく形が変わった時などは、何らかの等級がつく傾向があります。おおむね12級ぐらいで認定されている事が多いです。

ただ、やはり個人差はあります。車が衝突した時の衝撃はあまり強くなく、それほど著しく変形していない時などは、14級などで認定される事もあるのです。

12級の肋骨骨折と併合して7級と認定された実例

14段階での14級や12級ですから、一見すると肋骨骨折は低い等級であると思われるかもしれません。しかし他の症状が併合しますと、かなり重たい等級になる事はあるのです。それも12級と認定されるかどうかに左右されるでしょう。

上述の脾臓を摘出した20代の学生ですが、最終的には7級と認定されています。その理由は摘出手術だったのです。その学生の場合、肋骨骨折だけの状態であれば12級と判定されていた筈です。現に裁判でも、骨折だけの症状は12級であると認定されていました。

しかしその学生の場合は、摘出手術を受けています。その臓器を摘出するぐらいのレベルは、8級であると認定されていました。8級と12級が併合された結果、7級であると認められたのです。

ポイントは、12級と認定されていた事です。もしも14級と認定されていれば、8級だったはずです。

14級ぐらいのレベルですと、他の等級が組み合わさったとしても、一つ重たい等級に上げられる事はないからです。ですから肋骨骨折という症状は、12級と認定されるかどうかがポイントになるでしょう。

肋骨骨折の示談交渉と弁護士に相談するメリット

肋骨骨折に関する示談交渉が難航する事も

ところで交通事故が発生すれば、加害者の保険会社とも示談交渉するケースが多いです。上述のように7級と認められると、慰謝料もそれなりに大きな金額になる傾向はあります。

しかし、問題はその等級で認められるかどうかです。保険会社との示談内容によっては、なかなか話がまとまらない事はあります。保険会社は交通事故の被害者との交渉に慣れている事も多く、なかなか合意できない事もあるのです。

被害者1人で交渉するのは、とても大変です。場合によっては、本来よりも低い等級で認定されてしまう事もありますから、注意が必要です。

肋骨骨折は弁護士に相談してみる

では被害者はどうすれば良いかというと、やはり交通事故に強い弁護士に相談してみる方が無難です。幸いにも弁護士は、相手の保険会社との交渉も代行してくれます。面倒な交渉を代行してくれるメリットは大きいです。

また弁護士に相談すると、今後の対処法なども教えてくれます。具体的にどのように行動すれば良い結果に結びつきやすいかも、アドバイスしてくれるのです。

そして弁護士は、診断書も確認してくれます。後遺症が残った時には病院に診断書を作ってもらう事になりますが、必ずしも十分な内容が書かれているとは限らないのです。

病院によっては、情報不足な事もあります。ですが被害者本人が診断書を見てみても、内容が適切かどうか判断するのも難しい事が多いです。その点弁護士は、適切な内容かどうかチェックしてくれますし、相談を検討してみると良いでしょう。

まとめ

肋骨が骨折するという症状自体は、重たい等級で認定されるケースはあまり多くありません。

12級ぐらいになるケースが多いです。しかし他の症状と併合すれば、やや重たい等級で認定されるケースもあります。ただし14級では併合されませんから、12級と認められるかどうかがポイントになります。

その為には、やはり交通事故に強い法律事務所に相談してみるのが一番です。示談交渉も代行してくれますし、検討してみる価値はあります。

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