交通事故の後遺障害認定の異議申し立てと弁護士相談

交通事故の後遺障害認定の異議申し立てと弁護士相談

交通事故で後遺障害が残ってしまった時は、障害に関する手続きも踏む事になります。

後遺障害認定に関する手続きを行えば、等級に関する判定が下るのです。しかし人によっては、後遺障害認定に関する判定に不満を抱いている事もあります。

本来よりは等級が軽いと見込まれる事もあるのですが、その場合は異議申し立ての手続きを踏む事になります。ただし自力で手続きを進めても、必ずしも適切な等級になるとは限らないので、基本的には弁護士に依頼する方が無難です。

目次

交通事故の後遺障害認定に関する異議申し立て

後遺障害認定の結果が軽いと見込まれるので異議申し立て

そもそも交通事故の後遺障害認定には、色々な等級があります。12級や10級などの等級があり、1級に近いほど障害が重たいのです。重たいだけに、慰謝料の金額も大きくなる傾向があります。

ところで実際に後遺障害認定の手続きを踏んでみると、想定していたよりも等級が軽いと見込まれる事もあるのです。様々な状況を考慮してみたところ、11級ぐらいで判定されると想定していたのに、13級などと判定されてしまう事があるのです。軽い等級と判定されているのですから、もちろん取れる慰謝料も低くなってしまいます。

その場合でも、諦める必要はありません。冒頭で触れた異議申し立ての手続きを進めますと、適切な等級に修正される可能性もあるからです。実際、色々な事実を改めて確認してみた結果、13などでなく11や10などに修正されるケースもあります。

異議申し立ての3段階の流れ

異義申し立ての流れですが、全部で3段階になります。

まず1段階目は資料収集と書類作成です。本来よりも等級が軽くなってしまう理由の1つは、書類なのです。詳細は後述しますが、提出した書類が十分でないと、等級が軽くなるケースが多々あります。そこで等級判定を適切にしてもらう為に、改めて必要な書類を集めるのです。

そして異議申し立てする際には、申立書という書類も提出する必要があります。被害者側の主張を明記する書類なのですが、特に記入フォーマットなどはありません。保険会社から申立書が渡されている時は、それを提出しても構わないのです。

2段階目は、その申立書の提出です。提出先は2パターンあって、事前認定で手続きを進める時は、保険会社に提出します。事前認定でなく被害者請求で手続きを進めたい時は、自賠責の保険会社に提出するのです。

3段階目は審査結果の通知です。書類を提出すると、自賠責の事務所にて審査が行われて、等級が重くなるかどうかの結果が通知されます。なお審査結果が出るまでは、たいてい3ヶ月ぐらいかかります。ただし状況によっては、半年程度かかる事もあります。

交通事故の後遺障害認定の認定が軽くなる主な原因

書類不足が原因で後遺障害認定の等級が軽くなってしまう

ところで1つ注意を要するのは、後遺障害認定の異議申し立てを行ったからと言って、必ずしも重たい等級に修正されるとは限りません。13級から11級に修正してもらう為に申し立て申請を行ってみても、13級のまま変わらない事もあるのです。

なぜ等級が変わらないかというと、書類不足が考えられます。そもそも等級の認定をする事務所は、被害者の味方をしているとは限りません。あくまでも提出された書類を基準に、等級の判定を下すことになります。

書類が不足していれば、判断材料も少なくなってしまい、本来よりは軽い等級になってしまう事もあるのです。ですから等級を適切にしたいのであれば、十分な書類を揃える必要があります。

後遺障害の認定を左右する診断書と検査

それと診断書と検査です。後遺障害に関する正確な判断を下す為にも、医療データによる裏付けが必要です。

特にむちうちなどの障害は、医療データは軽視できません。むちうちという症状ですと、見た目だけで判断するのは難しい事が多々あります。そこで医療機関から提出された診断書を元に、客観的な判断を下す訳です。診断書がないと、適切な判断が下されづらくなってしまいます。

そして検査です。検査を行ってみれば、体調に関する色々な裏付けを取る事ができます。検査が行われていないと、認定が軽くなってしまう事も多いです。

後遺障害認定に関して弁護士に相談する

書類に関してサポートしてくれる弁護士

ところで後遺障害に関する異議申し立てを行っている方々は、しばしば弁護士に相談しています。自力で申し立ての手続きをする事も一応可能ですが、あえて弁護士に相談している方も多いです。その理由も複数あります。

まず1つ目の理由ですが、書類不備です。例えば上述のように13級など軽く認定されてしまうのは、書類不足が考えられるのです。そこで11級と認定してもらう為には、書類を揃える必要があります。

しかし書類不足かどうかを自力で判断するのは、やや難しいです。専門知識が必要ですし、具体的にどのような書類を準備すれば良いのか、よく分からないケースも多いです。

その点弁護士は、その書類に関するサポートを行ってくれるのです。弁護士に相談してみると、書類が一部不足していると発覚するケースもよくあります。

そして診断書です。医師が適切な診断書を書いてくれていれば良いですが、そうでないケースもあるのです。しかし適切な診断書を書いてもらうよう医師に促すのは、自力では少々難しい事もあります。弁護士は、それもサポートしてくれます。

交通事故の検査に関するサポート

そして検査です。13から11の等級などに修正してほしいなら、改めて病院で検査を受ける必要性も出てきます。

ですが多くの方々は、交通事故に関する検査にはあまり詳しくありません。交通事故の知識がないと、どのような検査を受ければ良いか分からない事もあるでしょう。

ですが弁護士によっては、その検査に関する助言をしてくれる事もあります。

示談の交渉を行ってくれる弁護士

そもそも異議申し立てをするにしても、被害者側としても主張しなければなりません。ですが自力で相手と示談するのは、とても大変です。主張の論点を整理するのも大変です。

しかし弁護士は、色々な方々との示談の交渉に慣れています。被害者側の立場で交渉してくれるのは、とても助かります。

交通事故の後遺障害認定に強い弁護士を選ぶ

上述のように、弁護士に相談するメリットは色々あります。書類不備などが考えられる時は、やはり弁護士に相談する方が良いでしょう。

ただ、弁護士は慎重に選ぶ必要があります。やはり交通事故に強い弁護士を選ぶ方が良いでしょう。弁護士はそれぞれ専門分野は異なりますから、後遺障害認定の実績がある弁護士を選ぶのが無難です。

まとめ

診断書や検査や書類が原因で、不適切な後遺障害認定になってしまうケースはよくあります。書類不足が考えられるなら異議申し立てで修正を試みる方が良いですが、自力で手続きを進めるのは色々ハードルが高いです。専門知識も求められますから、手間と時間もかかります。弁護士に依頼するのは、費用はかかります。しかし等級が修正されれば、たとえ費用がかかってもプラスになるケースも多いです。等級が気になる時は、遠慮せずに弁護士に相談してみると良いでしょう。

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