交通事故で足が骨折!その後遺障害認定と対処法

交通事故で足が骨折!その後遺障害認定と対処法

交通事故で足を負傷している方は、とても多いです。

骨折の程度が著しいと、仕事にも支障が出てしまう事もあるでしょう。日常生活にも大きな支障が出てしまいますし、やはり適切な慰謝料は必要不可欠です。

足の骨折は、実に色々な症状や等級があります。具体的な慰謝料は骨折の状況次第ですが、過去には7,000万円近く支払われた実例もあるのです。そこで今回は、足骨折の慰謝料や対処法に関してまとめてみました。

目次

とても多彩な足の骨折と乗り物との関連性

足の骨折と乗り物との関係

交通事故と聞くとむちうちという症状をイメージしている方も多いですが、実際には骨折もよくあります。

足の骨折は、乗り物との関連性もあるのです。足を骨折した方の約35%ぐらいは二輪車に乗っていて、自転車に乗っている方は36%台でした。二輪車は、足を骨折する確率比較的高い乗り物なのです。

歩行者も32%台ですし、4輪車以外に乗っている方々は足の骨折には注意する必要があります。

二輪車で足を骨折する主な2つの原因

足が骨折する原因は、主に2つあると言われています。まず1つ目は、車のバンパーが足に衝突するパターンです。バンパーと足はちょうど同じぐらいの高さですし、両者は衝突しやすいのです。

2つ目の原因は転倒です。4輪車と違って、二輪車は足が露出されているでしょう。交通事故で転倒してしまえば、足は直接的に傷ついてしまうのです。膝に大きな負担がかかって骨折する事もよくあります。

色々な骨折の症状

ところで足と言っても、事前に色々なパーツがあるでしょう。

それだけに交通事故で負傷する足の箇所も、実に多彩です。具体的には、下記のような箇所の骨折事例が見られます。

  • 膝に近い太もも
  • 膝にある皿のような形状をした膝蓋骨
  • すね
  • 足首やくるぶし
  • すねのすぐ下で、足首にある距骨
  • かかと
  • 足指

実に色々な箇所がありますが、それぞれ痛みや症状も異なります。例えば膝近くの太もも骨折は、下記のような症状があるのです。

  • 激痛
  • 折れている箇所の腫れ
  • 可動域制限
  • 膝関節の動きが異常

それに対して膝蓋骨という箇所ですと、主に下記のような症状があります。

  • 内出血
  • 腫れ
  • 圧迫感
  • 痛み
  • 皮膚や筋肉の損傷

膝蓋骨が折れると、膝を伸ばすのが難しくなる事もあります。

色々な足の骨折とその慰謝料や等級

色々な足の骨折とその認定等級

ところで後遺障害には、色々な等級があります。全部で14段階になり、1級が一番重たい症状になるのです。

そして足の骨折には、上記のように色々なケースがあります。それだけに認定される等級も実に多彩なのです。例えば骨折による可動域制限にしても、下記のように色々あります。

等級 障害の詳細
1級 両足の股関節と膝関節と足関節の用が全廃
5級 上記の3関節の全廃は、片足のみ
6級 上記の3関節のうち、2関節の用を廃した
8級 3関節の内、1関節の用を廃した
10級 3関節で、1関節に著しい障害
12級 3関節の内、1関節に機能障害

なお関節の「用を廃する」とは、関節が強直したり完全麻痺したり、可動域が2分の1以下になった状態を指します。著しい障害とは、可動域が2分の1以下になったような状態です。

また足が骨折すると、本来とは違う方向に足が曲がってしまう事もあります。いわゆる偽関節です。また足の関節が本来と違う動きをする状態は、動揺関節と呼ばれます。そのような症状を伴う時の等級も、下記のように色々あります。

等級 障害の詳細
7級 片足が偽関節で、著しい運動障害
8級 片足が偽関節、もしくは動揺関節で補装具も必要
12級 動揺関節であり労働する際に補装具が必要、もしくは長管骨が変形

なお7級の偽関節と運動障害という2つの症状を伴う時は、骨が離れたままの状態になってしまう事も多いです。
このように足の骨折に関する等級は多彩ですが、足を切断するような状態になると、1級や2級などと判定される事もあります。

足の骨折で支払われる慰謝料はどれぐらいか

上述の等級は、加害者から支払われる慰謝料との相関関係があります。もちろん重たい等級の方が、多くの慰謝料が支払われるのです。1級ですと2,800万円になる事もありますし、8級は830万円で11級は420万円といった具合になります。

なお、上記の慰謝料は入通院慰謝料とは別途で支払われます。骨折に関連する深刻な後遺症が残った時は、上記のような金額での慰謝料が支払われるのです。ちなみに弁護士に相談すると、慰謝料は高くなる傾向があります。

また逸失利益もあるのです。足を骨折してしまえば、働くのも難しくなってしまうでしょう。それでは収入も入ってきません。交通事故による負傷が原因で失われた収入は、逸失利益と呼ばれるのです。

つまり減収分の慰謝料が支払われる訳ですが、それも上記の等級に左右されます。やはり等級が重たいと、逸失利益も多く支払われます。
ですから慰謝料がどれぐらいになるかは、それこそ等級次第です。

交通事故で骨折した時の対処法

交通事故で骨折した時は整形外科で治療を受ける

足を骨折した時の対処法ですが、まず整形外科に行くべきです。できれば交通事故に関する実績がある病院に行くと良いでしょう。

というのも整形外科ではレントゲン撮影されます。足の骨折はレントゲン画像も鮮明に映りますし、事故の証拠を残すためにも整形外科に行くべきです。
決して整骨院ではありません。整骨院の場合、痛みを和らげるためのマッサージなどは行ってくれますが、足の骨折の治療は行っていないのです。レントゲンも撮影されませんし、やはり整形外科が一番無難です。

骨折した時は弁護士相談がおすすめ

それで足の骨折で注意すべきなのは、相手側の保険会社との交渉です。他の症状も同様なのですが、保険会社によっては被害者にとって不利な条件を提示してくる事があります。本来よりも安い慰謝料を提示してくる可能性もあるのです。
しかも保険会社は、骨折した被害者との示談交渉に慣れている傾向があります。被害者1人で保険会社とやり取りするのは、とても大変です。

弁護士は、その保険会社とのやり取りを代行してくれます。普段から色々な示談を経験している弁護士が代行してくれるのは、とても頼もしいです。
何よりも、弁護士に相談すると慰謝料も増額される傾向があります。そもそも上述の2,800万円という慰謝料は、弁護士に任せた時の平均金額です。自賠責基準ですと1,100万円になってしまいます。保険会社の基準はそこまで低くありませんが、それでも2,800万円にはほど遠いです。

なぜ弁護士に任せると骨折の慰謝料が高くなるかと言うと、証拠などを揃えて症状を実証してくれるからです。医療データなども提示して示談交渉するので、金額も高くなりやすいのです。ですから骨折が深刻な時は、弁護士に相談すると良いでしょう。

まとめ

足には様々なパーツがありますし、交通事故での骨折の状況も多彩です。

等級も多彩なのですが、適切な等級で認定されるかどうかがポイントになるでしょう。等級による慰謝料の金額の差は、かなり大きいからです。そのためにも、やはり整形外科で治療を受けるのが一番無難です。そこでレントゲン撮影してもらい、弁護士にも相談してみると良いでしょう。

交通事故に強い弁護士なら、相手の保険会社との交渉も代行してくれます。

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