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    警察による交通事故の現場検証と注意すべき点

    2021.10.13
    警察による交通事故の現場検証と注意すべき点

    交通事故が発生した後には、警察官は現場の状況を確認します。

    人身事故であれば、実況見分を行ってくれるのです。現場では警察官と話をするのですが、口下手な方は戸惑ってしまう事があります。時には、それで警察官と話が食い違ってしまう事もありますから、注意が必要です。

    そこで今回は、事後での現場検証のポイントに関してまとめてみました。あくまでも事実を確認してもらうべきであり、主張は対立する事も多いのです。

    現場検証で気をつけるべき点

    現場検証でよくある状況

    実況見分の確認でよくあるのは、上記のような被害者の動転です。口下手であれば、困惑してしまう事はあるでしょう。

    それと加害者や目撃者が予想外の発言をする事があります。自分を守ろうとする加害者としては、被害者の落ち度を指摘してくる事もたまにあるのです。また目撃者が、被害者の知ら無い情報を伝えてくる事があります。

    被害者からすると、目撃者は嘘を付いているように見えてしまう事もあるのです。ただし、それは被害者が知らないだけであって、実際には目撃者は事実を話している事もあります。

    加害者や目撃者がそのように話してくるので、警察官もそれに流されてしまう事があるのです。そして被害者に強く質問してくる事があります。

    現場検証では適当に答えない

    ところで警察は、事故現場では実況見分調書という書類も作成しています。この書類は、後になって裁判でも活用される事があるので、とても大切です。

    被害者としては、あくまでも正確な内容を伝える必要があります。たとえ加害者から圧力をかけられても、事実のみを伝えるべきです。

    状況をはっきり思い出せない時は、適当に答えるべきではありません。適当に答えるのは、自分にとってマイナスになってしまいます。下記の3点は、特に気を付けましょう。

    • 警察官には真実を伝える
    • 加害者の意見と違っていても、一旦は無視する。まずは実況見分に記録してもらう。
    • 現場で加害者と口論しない

    この3点目は大切で、現場検証の目的は相手と口論する事ではありません。

    あくまでも事故の状況を客観的に伝えることに集中しましょう。その際に「だと思います」や「かもしれません」などの曖昧な言い方にはせず、必ず事実のみを断定口調で話すのが望ましいです。

    現場検証だけでなく自分でも証拠を取る

    また交通事故が発生すれば、後になって後遺障害の申請手続きを行うことになります。その際には等級も決定されるのですが、その決め手になるのは証拠なのです。客観的な事実や証拠を確認した上で、相手に主張していく事になります。

    現場検証では、もちろん警察官は現場の状況を記録してくれます。しかし実際には、それだけでは不十分な事も多いです。被害者としては、できるだけ現場で証拠を記録するようにしましょう。

    現場検証で嘘を付かない

    当然ながら、現場検証の際に嘘を付くべきではありません。警察官もプロですから、嘘は分かってしまいます。

    被害者の方から嘘を付く事はまずないにしても、加害者が虚偽の発言をする事はあり得ますが、それは避けるべきです。警察が現場の状況を確認すれば、本当の事は発覚してしまいます。現場検証では、あくまでも事実のみを伝えるようにしましょう。

    交通事故の証拠の信頼性とそれを記録する方法

    警察が現場検証をする理由と証拠の信頼性

    上記でも少々触れましたが、被害者も現場では証拠を集めるよう努めるべきです。後々の示談交渉を有利に進めるためにも、証拠を収集しておくべきなのです。

    そもそも警察が現場検証を行う理由は、証言だけでは不十分だからです。確かに加害者と被害者はそれぞれ主張を述べていますが、本人が嘘を付いている可能性もあるので、証拠としてはあまり信頼できません。

    しかし証拠は信頼できます。事故の状況を示す画像があれば、それは揺るぎない証拠になるでしょう。ドライブレコーダーなどに車間距離が映っていれば、有力な証拠になります。

    そのような証拠は、示談交渉を有利に進める材料になるのです。

    交通事故の現場で証拠を集める方法

    ちなみに証拠を集める方法ですが、一応は手書きのメモでも構いませんが、それよりもスマートフォンがおすすめです。

    幸いにもスマートフォンには、動画や静止画などを撮影できる機能があります。それで現場を撮影しておくだけでも、有力な証拠を揃えられるでしょう。ただし負傷していて撮影が難しい時は、無理する必要はありません。一旦は治療に専念すべきでしょう。

    後日になって現場に向かっても構いませんし、親族などに記録を残してもらうのもおすすめです。具体的には、下記のような証拠を記録するよう努めておきます。

    • 車のボディ
    • ガードレールに対する損傷
    • タイヤの跡
    • 車が破損している箇所
    • 事故の当日に着用していた物

    なるべく早めに、上記の証拠を記録しておきましょう。日数が経過すると、現場から証拠が失われてしまうからです。

    交通事故の直後に注意すべき点

    交通事故は人身事故で処理してもらう

    現場検証の前段階で、気をつけるべき点もあります。

    上述の実況見分という調書が作られるのは、あくまでも人身事故に限られるのです。物損事故は対象外になります。そして現場検証をするのは、警察としても面倒な作業を行わなければなりません。ですから検証前に、警察から人身事故で処理するよう勧められる事はよくあります。警察だけでなく、保険会社も物損事故で処理しようと交渉してくる事があるのです。

    ですが人身事故だった時は、その交渉に応じる必要はありません。人身事故と物損事故では、慰謝料の金額は大きく異なります。金額が大幅に安くなってしまう可能性が大なので、あくまでも人身事故で処理してもらうよう主張しましょう。

    また物損で処理されてしまうと、実況見分調書が作られなくなってしまいます。証拠不足になってしまう可能性があるので、やはり人身にしてもらうべきです。

    交通事故の現場での金品や即示談には応じない

    また加害者によっては、事故現場にて金品を渡すのを交渉してくる事があります。いわゆる口止め料のようなものです。

    当然ですが、それには応じるべきではありません。根拠が曖昧な金品を受け取るのは、面倒なトラブルの原因になる可能性もあるからです。

    金品だけでなく、即示談にも応じないようにしましょう。その場で示談を行って、話し合いで一定の結論に達してしまいますと、後になってキャンセルするのが難しくなるからです。たとえ口約束でも、即示談の合意内容は有効であると見なされます。受け取れる慰謝料にも影響を及ぼしますから、応じるべきではありません。

    ちなみに金品などを受け取ったとしても、後日に修正する事は一応可能です。ただやり取りが面倒になってしまう事が多いので、現場では何も受け取らないようにしましょう。

    まとめ

    口下手な方は、交通事故の現場検証でうっかり間違った発言をしてしまう事もあります。

    口論もあり得ますが、現場検証の段階では事実のみを伝えるよう心がけましょう。後で示談交渉する際に口論する事になりますし、現場検証はあくまでも真実のみを伝える事に集中しておきます。そして証拠も集めておきましょう。

    事故直後は、もちろん金品などは受け取るべきではありません。あくまでも慰謝料という形で受け取るようにしましょう。