駐車場で発生する逆突事故の過失割合

2020 2/03

道路を走っている車は、追突事故を起こしている事はよくあります。道路以外に駐車場でも事故は起きていて、追突というより逆突が多いです。駐車場ですと、バックで車が入ってくる事もあるでしょう。バックしてきた車が衝突して、事故になるケースもあるのです。

逆突事故は、過失割合が焦点になりやすいです。やはり証拠を提示するのが大切です。ただし自分の主張を述べるのも大変ですし、弁護士に相談するのが一番良いでしょう。

目次

逆突事故の傾向と過失割合に関する対策

逆突事故が発生する原因とその傾向

なぜ駐車場で逆突事故が起きてしまうかというと、主に不注意です。そもそも追突事故にしても、前方不注意の実例が多いでしょう。駐車場で後ろ側をあまりよく見ていなかったので、事故になる実例は多いです。バック運転する時の死角は要注意です。

それと気持ちの問題もあります。公道でなく駐車場ですし、つい気持ちが緩んでしまって逆突になるパターンも多いです。

また逆突事故は、物損事故が比較的多いです。道路での追突は人身事故が多いですが、逆突事故は物損になることも多く、加害者としても大した事故でないと思い込んでいるケースが多いです。

過失割合があると交通事故の慰謝料は減額される

ところで交通事故には、過失割合という数字もあります。過失がありますと、その分慰謝料も減額されてしまうのです。

そもそも逆突事故の落ち度があるのは、必ずしも加害者だけではありません。被害者にも落ち度があって、過失割合が加算される事があります。もしも過失割合が20%になると、被害者が受け取れる慰謝料も20%減ってしまうのです。30%なら、3割減少といった具合です。ただし自賠責で慰謝料が支払われる場合、70%以下なら減額されません。

逆突事故に関する保険会社の主張とその対抗策

それで逆突事故には1つ大きなハードルがあって、保険会社が上記のような過失割合を強気に主張してくる事があるのです。本来は被害者の過失割合はゼロ%になる筈なのに、上記のような20%などの主張をしてくる事があります。保険会社としても売り上げ数字を追求しているので、慰謝料を減額するために過失を主張してくる訳です。

しかし被害者からすると、肝心の慰謝料が減ってしまうのは困ります。対抗手段としては、やはり証拠です。車にドライブレコーダーが付いていて、たまたま逆突事故の光景が録画されているなら、それを証拠として提示してみるのは有効です。

また駐車場の場合、たいてい防犯カメラがあります。そのカメラの映像を確認して、自分の過失がゼロであるのを証明する事も可能です。

それと逆突事故が発生すれば、たいてい警察による実況見分が行われます。その際に調書が作成されている筈ですが、それを証拠として使うのも有効です。

加害者が過失割合の加算を主張してくる時の主な理由

クラクションを鳴らしていなかった事による過失割合の加算

ただし駐車場で発生している逆突事故によっては、被害者の過失割合が認められるケースもあります。加害者としては以下のように主張してくる傾向があります。これらの点に気を付けて、駐車場で運転するよう心がけたいものです。

  • クラクションが鳴っていなかった
  • 被害者側の車も動いていた
  • 加害者の車は全く動かず、被害者側の車が動いていた
  • 加害者の車は徐行していた
  • 被害者の車が止まっていた場所が悪い

上記のように色々主張してきますが、特に1つ目の主張は多いです。被害者はクラクションを鳴らしていなかったので、あなたにも落ち度があると言われてしまう事もあるのです。

本当に落ち度があるかどうかは、やはりケースバイケースです。クラクションを鳴らす余裕があった時は、確かに落ち度はあるでしょう。しかし急にバック運転してきた時には余裕がありませんから、過失割合はゼロになる事もあります。

車の停止状態を材料に過失割合の加算を主張してくる

また過失割合がゼロになるのは、基本的には被害者側の車が停止していた時です。ですから被害者が車を動かしていれば、ゼロにならない可能性もあります。

それがゼロである事を証明する為には、やはりドライブレコーダーなどの画像が決め手になるでしょう。もしくは専門家による鑑定を受けて、自分の車は停止していたと主張する方法もあります。

また加害者によっては、「私は悪くなく、あなたが追突してきた」などと主張してくる事もあるのです。本当に被害者から追突していた場合、確かに過失割合はゼロにならないでしょう。しかし上記のような方法で証拠を提示すれば、その主張に反論する事はできます。

徐行運転や停止場所を材料に過失割合を主張してくる

その他にも、加害者は「私は徐行運転していた」と主張してくる事もあります。本当に徐行運転していた場合、確かに被害者の過失割合は加算される傾向があります。実際過去には、1割の過失割合が加算された実例もあるのです。

それと「あなたは、もう少し逆突されづらい場所に車を停止すべき」だと主張してくるケースもあります。確かに逆突されやすい場所に停止していれば、被害者にも落ち度はあるでしょう。

このように逆突事故の加害者は、色々な主張をしてきます。結局は、加害者に対して証拠を提示して反論していく事になるでしょう。

過失割合に納得できない時の対処法と弁護士相談

過失割合に納得できない時は保険会社でなく弁護士に依頼

上述のような理由で過失割合を主張してくるのは、たいてい加害者が加入している任意保険の会社です。その任意保険の会社に一括で手続きを任せた時などは、上記のような割合を主張してくるケースが多いのです。しかし被害者としては、保険会社が提示してくる数字に納得できない事もあるでしょう。

それを考慮すると、保険会社に任せない方が良い事も多いです。弁護士に相談しつつ裁判所基準で過失割合を算定してもらう方が、妥当な金額の慰謝料が支払われやすくなる傾向があります。

逆突事故で弁護士に相談するメリット

ちなみに弁護士に相談せずに、自力で相手と話し合いする方法も一応ありますが、あまりおすすめできません。保険会社としては強気に主張してきますし、なかなか折れてくれないケースも多いです。加害者1人で保険会社と示談を進めていくのは、とても大変です。

しかし弁護士に依頼すると、相手との示談交渉も代行してくれます。弁護士は日々多くの示談交渉を経験していますから、相手との交渉も有利に進みやすくなります。

また弁護士に依頼しておきますと、駐車場での逆突事故に関する対処法などを教えてくれる事も多いです。交通事故に強い弁護士なら、事故に関して丁寧にサポートしてくれます。自分1人では難しそうな時は、やはり弁護士に相談するのがおすすめです。

駐車場の逆突事故についておさらい

確かに駐車場内でバック運転するのは大変ではあります。前進する時と違って、バック運転には死角もあるでしょう。それだけに駐車場での逆突事故は、要注意なのです。

そして逆突事故は、過失割合が争点になりやすいです。過失が加算されてしまえば、肝心の慰謝料も減ってしまいますし、正当な割合にしてほしいものです。その数字の交渉が大変な時は、やはり交通事故に強い弁護士に相談してみるのが一番良いでしょう。

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