自転車とバイクの交通事故は過失割合はどうなるのか?

2019 10/11
自転車とバイクの交通事故は過失割合はどうなるのか?

交通事故のパターンは、とても多彩です。必ずしも自動車同士の事故であるとは限りません。二輪車も事故を起こす事はあり、バイクと自転車の事故もよくあります。

バイクと自転車であれば、自転車を保護するような過失割合が割り振られる事が多いです。バイクよりは自転車の方が被害が大きくなると見なされているからです。ただ、やはり例外的なパターンもあります。状況は多彩であるだけに、割合は一律で決められる訳ではありません。

目次

バイクと自転車の事故と過失割合の基本

基本は自転車よりもバイクの方が過失割合は大きい

自転車とバイクの事故であれば、バイクの方が過失割合は大きくなります。そもそも自転車は、あまり車体は強くないでしょう。バイクほど頑丈ではありませんから、交通事故も深刻な状態になりやすいのです。バイクと比べると自転車は相手を避けづらいですし、過失割合は軽くなりやすいです。

もちろん例外はあります。自転車を運転していた側にも非がある事例も、たまにあります。例えば自転車を運転していた側が信号無視をしていれば、やはり過失割合は大きくなるでしょう。また自転車を運転していた側が一時停止しなかった時などは、割合は大きくなる傾向があります。

なお交通事故には、色々なパターンがあるのです。信号機がある場所での交通事故のパターンは、ある程度決まっています。そのパターンに応じた過失割合を割り振って、上述の信号無視や一時停止などで割合を修正していくのです。

バイクと自転車での事故の過失割合のパターン

例えば交差点では、よくバイクと自転車の事故が発生しています。その事故にも色々なパターンがあって、それぞれ過失割合の数字は異なるのです。

そもそも交差点と言っても、状況は多彩です。下記のように、色々な交差点があるのです。

  • 一方側の道路が広い
  • 一方は優先道路
  • 一時停止の標識がある
  • 一方通行

そもそもバイクと自転車が走っていた道は、必ずしも同じ幅であるとは限りません。どちら側の道も同じ幅であれば、バイクの過失割合は80%になるのです。その場合は自転車は20%になりますから、慰謝料も20%ほど安くなります。

しかし交差点の道の幅は、片側だけが広い事もあります。もしも自転車側の道が狭く、バイク側の道が広かった時には、バイクは70%で自転車は30%になるのです。逆に、自転車側の道が広い時には、バイクは90%になります。

優先道路も同様です。自転車側が優先道路の時は、バイクの過失割合は90%になりますが、バイク側が優先道路であれば60%になります。

ちなみに上記は、いずれも「信号機が無い」交差点での「出会い頭事故」の数字です。詳細は後述しますが、信号機がある交差点は、また違った数字になります。

このように道の状況に応じた過失割合の数字は、ある程度決まっているのです。その基本の数字に対して修正を加えて、最終的な過失割合を決めることになります。

信号機が無い出会い頭事故の過失割合の修正要素

どのような修正があるかと言うと、下記のように色々あります。

  • 昼か夜か
  • 運転者の年齢
  • 過失の度合い

1点目ですが、夜の場合は自転車の過失割合は5%加算されるのです。しかし自転車の運転手が児童や高齢者の場合は、5%減算されます。またバイクの運転手に重過失があれば、自転車側は30%程度減算されますし、それほど重くない過失なら10%台の減算になるケースが多いです。

多彩な交通事故のパターンと過失割合

交差点事故の色々なパターンとその過失割合

上記の他にも、事故には色々なパターンがあります。信号機や事故の状況にしても、下記のように多彩なパターンがあるのです。

信号機なし出会い頭事故
信号機なし直進車と右折車の事故
信号機あり出会い頭事故
信号機あり直進車と右折車の事故

出会い頭でないかどうかにより、過失割合の数字も変わってきます。例えば信号機無しで直進車と右折車が事故を起こした時に、自転車が直進していてバイクが右折していれば、バイクの過失割合は90%になるのです。しかし自転車が右折していた時は、バイクは30%になります。そして上述の年齢や過失の重さなどを考慮し、数字を修正するのです。

また信号機がある交差点の場合、信号の色がポイントになります。具体的には下記の通りです。

自転車は青信号で、バイクは赤 バイクの過失割合は100%
自転車は赤で、バイクは青 バイクは20%
両方とも赤 バイクは70%
自転車は黄色で、バイクは赤 バイクは90%

他にも色々な状況はありますが、それぞれ過失割合の数字は異なります。赤信号を無視していれば、もちろん過失割合は重たくなるのです。

過失の重さや年齢などを考慮して過失割合を決める

上記の他にも、事故には色々な状況があります。両者が運転した方向は同一の事もあれば、逆方向もあるでしょう。状況に応じて、それぞれ過失割合の数字も異なるのです。

ただどの状況でも言える事は、やはり過失がある方の%の数字は大きくなります。赤信号を無視していれば、もちろん過失割合は重たくなるのです。運転手が高齢者の場合は、過失割合は軽くなる傾向があります。色々な要素を考慮した上で、過失割合の数字を決めていく訳です。

過失割合の妥当性と弁護士への相談

保険会社が提示してくる過失割合が妥当でない可能性も

バイクと自転車の事故の過失割合で注意すべきなのは、保険会社が提示してくる数字は必ずしも妥当であるとは限らない点です。被害者にとって不利な数字になっているケースも、しばしばあります。

やや極端な例ですが、自転車を運転していた時にバイクと衝突し、自転車の運転手側には特に過失はなかったとします。きちんと信号の色も守っていました。にもかかわらず保険会社としては、加害者側にとって有利な過失割合の数字を提示してくるケースもたまにあるのです。保険会社の売上などの問題があり、やや不利な数字になっているケースも実際あります。

もちろん数字が不利になってしまえば、慰謝料も減額されてしまうのです。20%も減額されると、慰謝料は20%安くなってしまうでしょう。

過失割合に関して弁護士に相談

それ以前に、交通事故にあまり詳しくない方にとっては、過失割合は分かりづらく感じられる事があります。上記のように多彩なパターンがあるので、具体的な数字が不明確な事もあるでしょう。

もしも過失割合が疑問な時は、やはり弁護士に相談してみるのが無難です。弁護士は、交通事故に関する色々な情報を集めてくれるからです。弁護士によっては、事故現場に訪問して詳しく確認してくれる事もあります。

その結果、過失割合が正確な数字に修正されるケースもあるのです。困った時は、ひとまず相談してみると良いでしょう。

まとめ

自転車とバイクの事故は、基本的には自転車の方が過失割合は低くなります。自転車の被害者は、深刻な状況になりやすいからです。その過失割合のパターンは非常に多彩です。

基本的には信号無視や過失の重さなどを考慮して、数字が決定されます。ただパターンが多いだけに、過失割合の数字が妥当かどうか分かりづらい事も多いです。

判断に迷った時や、数字の妥当性を確認したい時などは、やはり弁護士に相談すると良いでしょう。

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