交通事故で弁護士に依頼して後悔するケース

交通事故で弁護士に依頼して後悔するケース

交通事故で悩みを抱えている被害者の方々は、よく弁護士に相談しています。

実際、弁護士に相談するメリットは色々あるのです。保険会社から提示された慰謝料より高くなるケースは多々ありますし、弁護士は示談交渉も代行してくれます。その反面、弁護士に相談して後悔してしまう実例もあります。

どういう時に後悔するか知っていれば、時間を浪費するのを避けられるでしょう。そこで今回は、相談で後悔してしまう主なパターンを取り上げてみました。

弁護士に依頼しても期待外れな結果になるケース

弁護士による判断が期待外れになるケース

弁護士に相談している被害者の方々は、何らかの期待感を抱いている傾向があります。

例えば過失割合です。加害者側の提示してきた過失割合は不適切だと思われるので、弁護士に相談してみるケースがあります。実際弁護士に相談してみると、割合は不適切だったと判明するケースはあります。

そうかと思えば、等級に関する相談もあります。後遺症の等級が不適切だと思われるので、弁護士に依頼するケースも多いです。ですが弁護士に任せたからと言って、必ずしも満足できる結果になるとは限りません。それで期待外れになって後悔してしまうケースもあるので、注意が必要です。

過失割合が修正されずに後悔

まず過失割合ですが、その割合が大きいかどうかは、慰謝料にも大きく関わってくるのです。

被害者側の過失割合が多ければ、金額も安くなってしまいます。例えば加害者側の保険会社は、被害者の過失割合は4割であると伝えてきました。4割ともなると、かなり金額が減ってしまいますので、被害者としては不満です。

そこで弁護士に依頼してみる訳です。弁護士が確認してみた結果、実際には4割どころか2割程度というパターンもあります。被害者としては、その割合修正に期待して相談している訳です。もちろん過失割合が適正になれば、受け取れる金額を増やす事はできます。

しかし、それは上手く行った時の話です。実際には、保険会社が提示してくる過失割合は妥当な事もあります。あまり弁護士に期待し過ぎない方が良いでしょう。

弁護士に相談しても認定されないケースも

過失割合だけではありません。後遺障害もあります。

確かに弁護士に依頼すれば、後遺症に関する賠償額や逸失利益も高めになる傾向はあります。ですが、弁護士も完璧ではありません。

データ不足などが原因で、交通事故と後遺症の相関関係が認められない時などは、たとえ弁護士でも適切な等級認定を取るのは難しい事もあります。

弁護士に依頼したら費用倒れになって後悔

弁護士に支払うお金と費用倒れ

ところで弁護士に仕事を依頼するなら、お金はかかります。依頼費用は支払う事になるのです。

依頼費用がどれぐらいになるかは、案件次第です。基本的にはパーセンテージ制になっていて、回収額の10%などに設定されているケースが多いです。

多くの慰謝料が支払われれば、弁護士に支払う費用も高めになります。その他にも日当や実費など、色々な費用を払う事になるのです。

問題は、その支払いによる費用倒れです。かえって赤字になるケースもありますから、注意が必要です。

弁護士に依頼しても費用倒れになる3つのケース

費用倒れになってしまう主なパターンは、3つあります。

  • 軽症
  • 物損
  • 加害者が保険未加入

上記の1つ目ですが、そもそも軽症レベルでは慰謝料はあまり高くなりません。治療費自体もかなり低くなってしまいますし、弁護士に依頼したところであまり増額しないケースも多いです。

2つ目の物損ですが、人的事故のように賠償額が高めになる訳ではありません。基本的には車の修理費用程度になるので、弁護士に依頼しても増額しづらい傾向があります。

そして3つ目ですが、加害者は必ずしも保険に加入しているとは限らないのです。保険に入っていなければ、加害者には資金体力がありません。例えば弁護士が頑張っても、加害者側から多くのお金を取るのは難しいので、費用倒れになってしまうケースがよくあります。

受任されづらい費用倒れ案件と弁護士特約

ただ殆どの弁護士は、費用倒れになる案件は断ってくれる傾向があります。

例えば弁護士に対する依頼費用が30万円だとします。それで慰謝料の手続きを行ってもらっても、回収できた費用は25万円程度でした。この場合、5万円の赤字になってしまうでしょう。

このように費用倒れになる確率が非常に高い時は、弁護士としても依頼を引き受けないケースが多いです。費用倒れになる分、被害者に不利益を与えてしまう事になるからです。

ちなみに被害者側が加入している保険によっては、弁護士特約もあります。特約を活用すれば、弁護士の依頼費用は負担されるのです。ですから特約に加入済みであれば、弁護士としても依頼を引き受けてくれるケースが多々あります。

弁護士とのコミュニケーションが上手く行かない

感情的になりすぎて弁護士に気持ちが伝わらない

弁護士に依頼して後悔してしまうケースは、他にもあります。感情的になりすぎるのは、あまり良くありません。
というのも被害者側としては、心身共に傷ついている傾向があります。交通事故が原因で、体は思い通りに動いてくれませんし、保険会社の対応は必ずしも丁寧であるとは限りません。保険会社の対応が高圧的なので、被害者は心が傷ついているケースも多々あります。

そのような状況になれば、被害者が感情的になってしまうのは、ある意味当然ではあります。しかし感情的になりすぎると、弁護士はその気持ちを受け止め切る事ができません。それで感情がすれ違ってしまい、上手く相手に話が伝わらずに後悔してしまうケースがあります。この弁護士は話が通じないので、少々不満という気持ちになってしまう事もあります。

弁護士に自分の希望などを伝えるコツ

ところで弁護士の方々は、基本的には論理的に話を進める傾向があります。客観的事実などに基づいて話を進めていくので、感情的になっている被害者とは、どうしても気持ちのズレが生じやすいです。

という事は、被害者としては頭を冷やしてみるのは有効です。一旦は頭を落ち着けて、とりあえずメモなどに自分の考えや希望などを書き出してみると良いでしょう。メモに書き出す段階では、箇条書きで構いません。

そのメモを使用して弁護士と冷静に話してみれば、被害者側の要望が伝わるケースも多々あるのです。ですから相談する前に、まずメモを作っておくと良いでしょう。

ただ、それは弁護士に左右される一面もあります。弁護士はそれぞれ人柄も異なりますが、話しやすい方もいれば、少々取っつきにくい方もいるのです。まずは無料相談で色々な弁護士と対面してみて、話しやすい弁護士を選ぶのも大切です。

まとめ

交通事故で弁護士に相談するのは、確かに色々なメリットがあります。しかし弁護士も完璧ではなく、上記のように後悔してしまうケースもあるのです。

後悔しないようにする為には、まずは弁護士特約に加入しておいて、自分の考えや主張などはメモにまとめておく方が良いでしょう。

ただ弁護士基準もあるので、相談する方が増額されやすいのも確かです。まずは弁護士に相談して、見積もりなどを出してもらうのがおすすめです。

交通事故で弁護士に依頼して後悔するケース
最新情報をチェックしよう!