交通事故の後遺障害8級の慰謝料を増額するには

2020 3/27
交通事故の後遺障害8級の慰謝料を増額するには

交通事故で負傷すると、被害者によっては後遺障害8級と判定されている事があります。その等級の症状は、決して軽い方ではありません。視力が著しく悪くなってしまったり、日常生活で人工器具などを使わなければならないケースもあります。

後遺障害8級は、慰謝料を増額する事も可能なのです。症状が少々深刻である事を実証できれば、増額されるケースも多々あります。やはり診断書がポイントになる事が多く、弁護士に相談するのが一番無難です。

目次

後遺障害8級の症状と慰謝料の相場

後遺障害8級はどのような症状が見られるのか

交通事故での後遺障害8級は、比較的深刻な方です。視力がかなり衰えてしまう事を考慮すると、仕事に対する影響も軽視できません。具体的には、下記のような症状が見られます。

  • 視力低下
  • 運動障害
  • 腕などの偽関節
  • 指の欠損や機能障害など

人それぞれ症状は異なりますが、過去の実例を確認する限り、やや深刻なケースも多数あります。

例えば視力に関する障害です。交通事故で視力が大きく落ちてしまい、斜視になっている実例もあるのです。そうかと思えば、腸の一部を人工物にせざるを得なくなっているケースもあります。腸の一部が断裂してしまい、人工的な器具を装着せざるを得なくなった事故もありました。

後遺障害8級の慰謝料はどれぐらいになるか

慰謝料ですが、後遺障害8級の場合は弁護士に依頼するのが妥当です。金額差が比較的大きいからです。

そもそも後遺障害の慰謝料には、下記のように3つの基準があります。

  • 自賠責基準
  • 任意保険基準
  • 弁護士基準

この中では弁護士基準が一番高く、830万円ぐらいになる実例が多いです。逆に、自賠責基準は最低限の補償になりますので、慰謝料も324万円ぐらいになる傾向があります。そして任意保険は400万円目安です。

ただ830万円という数字は、あくまでも目安に過ぎません。実際に裁判になってみると、それよりも高い数字になるケースも多々あります。というのも弁護士は、交通事故に関して慎重に確認してくれますから、事故の深刻さも実証しやすくなるからです。後述しますが、過去には弁護士へ依頼し後遺障害8級で1,000万円以上になっている実例もあります。

【交通事故】弁護士法人あまた法律事務所
【交通事故】弁護士法人あまた法律事務所

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後遺障害8級の逸失利益について

逸失利益ですが、人によっては3,500万円台になっている事もあるのです。逸失利益は3つの数字で算出でき、収入と労働能力喪失率とライプニッツ係数があります。

収入とライプニッツ係数には個人差があります。人それぞれ収入の数字は異なりますし、労働可能年数も個人差があるのです。ただ8級は、労働能力喪失率はたいてい45%になります。あまり症状は多彩ではありませんから、基本的には45%と見て良いでしょう。

上記の3つの数字をかけ算すると、3500万円などの金額を算出できる訳です。比較的大きな金額ではありますが、それも認定される等級次第です。低い等級で認定されてしまえば、喪失率も小さくなってしまいます。

逸失利益を高くする為にも、やはり弁護士に依頼する方が良いでしょう。被害者が自力で頑張っても、不適切な等級で認定されてしまうケースはよくあるのです。その点弁護士に依頼しますと、等級も高くなるケースが多いので、相談がおすすめです。

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弁護士基準よりも高めな慰謝料が支払われた後遺障害8級の実例

交通事故で深刻な8級の症状が残った10代の男性の実例

ところで上記でも少々触れた通り、過去には交通事故で視力が大きく落ちてしまった方もいます。自転車に乗っていた10代の男性だったのですが、車と衝突して右眼に大きな衝撃が加わってしまいました。ほぼ失明に近い状態になった上に、左眼は斜視になってしまったのです。

またその10代の男性は、頭部に手術痕が残ってしまいましたし、普段のスポーツにも支障が生じてしまったのです。たまにその男性は球技に興じる事もあるのですが、それさえも困難になってしまいました。

しかもその男性は、将来に関して不安を抱くようになってしまったのです。視力が大きく落ちてしまったのですから、自分の将来は大丈夫なのかと思うようになりました。

症状が深刻なので1,000万円支払われた8級の実例

では結局上記の10代の男性はどうなったかというと、慰謝料は1,000万円支払われました。上記でも少々触れた通り、弁護士基準によれば8級の慰謝料は830万円になります。それよりも170万円ほど高い慰謝料が支払われた訳ですから、そこそこ大きく増額された形になります。

というのもその10代の男性は、症状は少々深刻であると裁判所が判断したからです。ちなみにその男性は、弁護士にも相談していました。弁護士が症状の深刻さを主張した結果、それが考慮された形になります。

もしも弁護士が状況が深刻さを立証していなければ、自賠責基準の324万円になった可能性もあります。ですから8級ぐらいの症状は、やはり弁護士に相談する方が良いでしょう。

後遺障害8級で1,200万円まで増額された実例と弁護士依頼がおすすめな理由

腰の症状が深刻なので8級で1,200万円支払われた実例

後遺障害8級の実例は、上記の10代の男性だけではありません。20歳前後の女性の実例もあって、人工物の装着を余儀なくされた事故が過去にありました。

その女性の場合は、主に腰周りに対して深刻な症状が残ってしまいました。その1つは骨盤の変形で、腰周りを強打してしまったのが原因で、骨盤の形の一部が変わってしまったのです。

さらにその20歳前後の女性は、腸にも深刻なダメージが生じてしまいました。内臓の一部が断裂してしまい、人工の腸を装着せざるを得ない状況になってしまったのです。

その女性の場合、人工の腸を一生涯に渡って装着する状況になってしまいました。しかも出産も困難になってしまった上に、体のあちこちに目立つ傷が残ってしまったのです。

では、結局その女性はどうなったかというと、後遺障害の慰謝料は1,200万円支払われました。入通院慰謝料は280万円なので、合計1,500万円近く支払われた事になります。上述の弁護士基準よりも、かなり増額された訳です。

慰謝料を増額するには弁護士への相談が必要不可欠

このように後遺障害8級という症状は、弁護士基準よりも高めな慰謝料が支払われているケースは、比較的多いです。症状が深刻な時は、1,000万円以上支払われる実例もよくあるのです。

慰謝料の増額を目指すなら、やはり診断書は1つのポイントになります。十分な内容が盛り込まれている診断書が発行されれば、後遺障害8級と認定されやすいからです。

ただ発行された診断書の内容は十分であるかは、被害者1人で判断するのは難しい傾向があります。専門知識も求められるでしょう。

その点弁護士に依頼すると、診断書の内容をチェックしてもらう事もできます。慰謝料も高くなりやすいですし、相談してみると良いでしょう。

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交通事故の後遺障害8級についておさらい

上記のような実例がある以上、8級の症状は比較的深刻です。失明してしまえば仕事にも支障が生じてしまいますし、将来も不安になってしまうでしょう。

ただし適切に行動すれば、慰謝料を増額する事も十分可能です。そのためには症状の深刻さを実証する必要がありますし、診断書も大切です。

ただ被害者が単独で立証するハードルは、かなり高くなってしまう傾向があります。やはり交通事故に強い弁護士に相談するのが一番無難です。

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