4級の後遺障害の特徴と増額されるポイント

4級の後遺障害の特徴と増額されるポイント

交通事故の4級という等級は、かなり痛ましい症状が見られます。

もちろん症状は人それぞれですが、内臓が破裂してしまったり、手足が切断してしまうような事例もあるのです。症状が非常に深刻であるだけに、慰謝料の金額もかなり高めになる傾向があります。しかし、それも適切に対応していたかどうかに左右されます。

実際4級は増額になるケースも多いですが、被害者1人では少々難しいですし、弁護士に相談する方が良いでしょう。

目次

4級の症状の特徴とその慰謝料の金額

冒頭でも少々触れた通り、4級の症状はとても深刻です。上述の手足が切断された方は、医学を学ぶために学校に通っていました。しかし足が切断されてしまった事により、通学も難しくなってしまったのです。

また上述の内臓破裂してしまった方は、醜状も残ってしまいました。衣類などで隠すのも難しい場所でした。

4級は、上記の他にも色々な症状があります。具体的には下記の通りです。

  • 言語や聴力や視力に関する障害
  • 手足が肘関節以上で失われてしまった
  • 両手の指が全部用を廃してしまった

このような症状があるだけに、慰謝料の金額は最低712万円になります。ただ712万円は自賠責基準であり、任意保険基準は800万円前後です。そして弁護士基準は1,670万円ですから、実に2倍以上の差があります。この数字を見るだけでも、弁護士に依頼すべきなのは明らかでしょう。

なぜ弁護士基準の金額は高くなるかと言うと、弁護士が実証してくれるからです。現場の状況を確認したり、診断書などのデータを証拠として提示するので、高い等級で認定されやすくなるのです。

実際には、1,670万円以上になる事もあります。詳細は後述しますが、上述の足が切断されてしまった方も、最終的には2,000万円支払われているのです。

労働能力喪失率は92%になる4級

また慰謝料には、労働能力喪失率という数字もあります。喪失率は、逸失利益の金額にも大きく関わってくるだけに、4級と認められるかどうかがポイントになるでしょう。

前述の手足が切断されるような状態になると、もちろん労働も難しくなってしまうケースは多々あります。働くのが困難になれば、収入を得るのも難しくなるでしょう。つまり交通事故に遭わなければ、収入を得る事ができていた筈なのです。その収入は、逸失利益と呼ばれます。

ところで4級の場合は、労働能力喪失率は92%になりますが、その数字にライプニッツ係数や年収を乗じると逸失利益が算出できます。4級の92%という数字は、かなり大きい方です。他の等級よりは喪失率が高いので、必然的に逸失利益の数字も高くなります。

現に過去には、年収370万円の人物に4級の後遺障害が残り、5790万円近くの逸失利益が支払われた実例もあります。他の等級で認定されると、もっと低い金額になってしまう可能性があるでしょう。

4級の醜状の後遺障害が認定された実例

目立った醜状によって1,800万円支払われた4級の実例

では4級相当の後遺障害が残った時はどうすれば良いかというと、基本的には弁護士に相談すべきです。現に上述の醜状が残ってしまった被害者も、弁護士に依頼した事によって、増額になっています。最終的には慰謝料は1,800万円になったのです。

その人物の具体的な症状ですが、複数の内臓が破裂してしまった上に、肋骨も変形してしまったのです。内臓破裂は5級相当で、胸椎骨折は11級相当だったので、両者が併合して4級と認められた形になります。自賠責基準で、それだけの等級であると判断されたのです。

ところが醜状に関しては、当初は障害ではないと見なされていました。自賠責保険の基準では、特に目立った醜状ではないと判断されたのです。ですが弁護士は、下記のように主張してくれました。

  • 傷跡ははっきり見える上に、それを衣服で隠すのは困難
  • 下腹部にある傷はV字型にえぐれていて、およそ見るに耐えない痛ましい状況
  • ほぼ顔に残ってしまった醜状傷に相当する

これらの点を具体的に指摘してくれたのです。その結果、上述の金額での慰謝料が認められた形になります。

弁護士に相談した事で4級の醜状が認定された

上記の実例のポイントは、慰謝料が修正されている点です。自賠責基準によると、醜状障害であると認められていなかった訳です。しかし傷が残ってしまった本人からすると、その症状は深刻でしょう。

もしも被害者本人が弁護士に相談していなければ、醜状障害が認められずに、もっと低い慰謝料になっていた可能性があります。専門家に相談するのは、やはり意味があるのです。

右足が切断され2,000万円の慰謝料が支払われた4級の実例

右足切断になり加害者が非合理な主張をしてきた4級の事例

それと上述の足が切断されてしまった方の場合、実は加害者側の対応に問題がありました。

どのような状況だったかと言うと、ある場所に原付バイクを停車していたところ、大型のバイクが被害者の右足に衝突してしまったのです。その結果、足が切断されてしまいました。また右肩にも障害が残り、自賠責基準で4級と認定されたのです。

その医学を学んでいた学生は、医師の資格を取得するのも膨大な時間がかかってしまいましたし、半ば幻覚のような痛みで苦しむことになってしまったのです。右足が無いにもかかわらず、痛感が生じるようになってしまいました。

しかも加害者は、よく分からない事を主張してきました。自分の責任を回避するのが目的だったのですが、およそあり得ない事を話してきたのです。

弁護士に相談して後遺障害の慰謝料は2,000万円になった

状況が深刻だった事もあり、結局その学生には慰謝料が2,000万円支払われました。弁護士基準では1,670万円ですから、それよりも300万円以上も高い金額が支払われた訳です。まさに、増額の一例と言えるでしょう。

しかしその学生が1人で裁判に臨んでいれば、もっと不利な結果になっていた可能性があります。上記のような不合理な主張をしてくる人物と示談交渉するハードルは、とても高いです。2,000万円どころか、もっと低い慰謝料になっていた可能性もあります。

弁護士に相談すると、その加害者との示談交渉も代行してくれるのです。面倒な相手との交渉を代行てくれるメリットは、とても大きいです。

4級は弁護士に相談するのがおすすめ

このように弁護士に相談すれば、増額になる4級の実例は色々あります。慰謝料が気になる時は、やはり法律事務所に相談すべきでしょう。

また4級という等級の場合、病院からの診断書も軽視できません。事故の状況を説明する重要な医療データですし、有力な証拠になるのです。弁護士に相談すれば、その診断書の内容をチェックしてもらう事もできます。それも考慮すると、相談がおすすめです。

まとめ

手足切断や内臓破裂などの症状が生じるぐらいですから、4級はかなり深刻な等級である事は間違いありません。

適切な補償は欠かせないでしょう。金額が適切になるかどうかも、やはり等級認定に左右されます。状況の深刻さを示す証拠を提示しなければ、本来よりも低い等級になってしまう可能性もあります。

それだけに、4級相当の後遺障害が残ってしまった時は、やはり弁護士に相談するのが一番良いでしょう。

関連記事

コメント

コメントする

目次