交通事故で12級と判定される為のポイントと増額方法

交通事故で12級と判定される為のポイントと増額方法

交通事故で後遺症が残った時には、12級と認定される事があります。

12級ですと体に障害が生じてしまったり、変形してしまう症状が多いのですが、慰謝料は必ずしも適正な金額で支払われているとは限りません。

データや情報が不足していて、本来よりも低い金額になってしまうケースも多々あるのです。ですがポイントを押さえておけば、増額する事も可能です。今回は増額する為のポイントと、その具体的な方法論をまとめましたので、参考にしてみて下さい。

目次

12級の症状の特徴と慰謝料の相場

12級にはどのような症状があるか

12級という等級はどのような症状が見られるかというと、例えば関節に関する障害です。

上腕部分には重要な関節が3つありますが、その内の1つに機能障害が生じてしまうケースがあります。また指に対する障害もあって、指が1本無くなってしまったり、指の機能が喪失してしまうような症状があります。

眼球や耳に対する症状もあって、例えば目の運動機能が失われてしまったり、耳の大部分がなくなってしまう事もあるのです。その他にも、骨が変形してしまったり、やや頑固な神経症状が残ってしまう症状もあります。

上記のような症状だけに、それなりに深刻な状態ではあります。

12級の慰謝料の大まかな相場

上記のような後遺症が残ってしまった時は、交通事故の後遺障害に関する申請手続きを踏む事になります。それには下記の3つの基準があるのです。

  • 自賠責
  • 任意保険
  • 弁護士

上記の3つは、金額が低い順になります。弁護士基準が一番高い訳ですが、その主な理由は金額が増える要素が色々見つかるからです。

例えば加害者側に何らかの過失がある事が発覚し、金額が増えるケースがあります。また病院から発行された診断書を細かく確認すると増額になるケースもありますし、生活状況などの原因で増額になる事もあるのです。弁護士基準ですと、12級なら290万円ぐらいになる傾向があります。

自賠責保険は、あくまでも最低限の補償になります。12級であれば、おおむね93万円は保証されます。

そして任意保険の金額目安は、100万円程度です。自賠責保険よりは高めですが、それでも7万円程度にすぎないのです。というのも保険会社としても、売上数字を追求しています。自社にとって不利な状態になるのを防ぐために、金額は少々低めになってしまう訳です。

以上の3つの基準を踏まえれば、やはり弁護士に相談するのが一番無難です。実に3倍近い差が付く訳ですから、気軽に相談してみると良いでしょう。

12級と判定されやすくする為の3つのポイント

12級の申請手続きは被害者請求がおすすめ

ですから12級は、弁護士に相談すれば慰謝料の金額が高めになる傾向はあります。その他にもポイントはあって、具体的には下記の3点です。

  • 被害者請求
  • 診断書
  • 他覚所見

上記の1点目ですが、そもそも12級と判定されるためにも、まず申請手続きを行う必要があります。それには2つの手段があって、事前認定と被害者請求があるのです。

事前認定は、保険会社に申請手続きを任せる事になりますから、あまり手間はかからないメリットはあります。しかし保険会社の都合により、慰謝料の金額は低くなってしまうケースが多いです。

それよりも被害者請求がおすすめです。保険会社に任せてしまうと、必要な書類を十分揃えてくれないケースが多々あります。その点被害者請求なら、自分で必要な書類を準備できるメリットがあります。

ただ自力で書類を揃えるのは大変なので、多くの方々は弁護士に依頼している訳です。知識も必要ですし、確かに弁護士に依頼する方が無難です。

12級と認定される為に医学データや診断書を揃える

上記の2点目ですが、12級であると認定されるためには、客観的なデータや証拠が必要です。そのために診断書を書いてもらう事になるのです。いわゆる後遺障害診断書を作成してもらう必要があります。

そもそも申請手続きを行ってみても、12級であると認められないケースがあります。その理由の1つはデータ不足です。医学的なデータが不足している時などは、症状は12級レベルであると断定するのは難しくなってしまいます。

保険会社に手続きを任せた時に慰謝料が安くなってしまうのも、たいていデータ不足が原因です。保険会社が書類を揃えてくれないからです。
このため交通事故で後遺障害に関する手続きを進める際に、医師に相談する必要があります。きちんと医学的な検査などを受けて、医学的な証拠を集めるべきなのです。

また医師には、診断書も書いてもらうべきです。後遺障害診断書には医学的な見解などが明記されるので、その書類がある方が12級と認定されやすくなります。

ただし後遺障害診断書は、ある程度は交通事故に慣れている医師に書いてもらう方が良いでしょう。後遺障害に詳しい医師に作成してもらう方が、適正な等級で認定されやすくなるからです。

レントゲンなどの資料を揃えて交通事故の後遺障害の申請をする

むち打ちなどの症状は、いわゆる「神経症状」と見なされます。その症状で12級と判定される為には、他覚所見が必要です。

いわゆる客観的な資料が必要なのですが、例えばレントゲン画像などが該当します。多くの病院ではMRIやレントゲンなどの検査も行ってくれますから、それを準備して申請手続きを行う方が、12級と認定されやすくなるのです。

交通事故の異議申し立てや弁護士相談で増額を目指す

交通事故の異議申し立てという増額方法

ところで申請手続きを行ってみても、金額は少々低めであると感じられる事があります。その場合、異議申し立てという手段もあるのです。

異議申し立ては、回数制限は特にありません。何回でも申し立てできますが、事前に入念に準備しておくのが望ましいです。準備不足で申し立てを行っても、増額されないケースもあるからです。

例えば上述の医学データです。レントゲンなどの医学的資料が不足していたり、手続きに必要な書類に不備がありますと、申し立てで失敗してしまうケースがあります。書類をよく確認して申し立てする方が良いでしょう。

交通事故に強い弁護士に相談する

等級判定が適切になるかどうかは、知識に左右される一面があります。交通事故にあまり詳しくないと、不適切な等級で判定されてしまう可能性があります。

また等級判定の際に、加害者側の保険会社と示談交渉するケースもありますが、交渉に慣れていないと少々大変です。保険会社は多くの交渉を経験しているので、自力で話し合いを試みても、失敗してしまう可能性があります。

ですが弁護士は法律に関する知識は豊富ですし、多くの交渉を経験しています。ですから相談するのがおすすめですが、弁護士はよく選ぶ必要があります。やはり交通事故が得意な弁護士に相談する方が良いでしょう。

まとめ

交通事故の後遺障害の等級は、必ずしも適切な結果になるとは限りません。データ不足などが原因で、12級でない等級判定になってしまうケースもあるので、注意が必要です。

ですからデータを揃えたり、被害者請求で手続きを進めるのが無難なのですが、弁護士に相談するのが一番おすすめです。医学データや弁護士基準などの問題もありますし、できる限り交通事故に強い弁護士に相談してみると良いでしょう。

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