11級という等級の慰謝料と増額の方法

11級という等級の慰謝料と増額の方法

交通事故で負傷してしまうと、痛みや突っ張りなどの症状が残ってしまう事があります。

人によってはそれで日常生活に支障が生じて、11級と認定されている事もあるのです。ただ11級という症状は、増額されている実例も比較的多いです。

慰謝料がどれぐらいの金額になるかはケースバイケースですが、1,000万円を超えている実例も多いです。保険会社から提示された金額が疑問な時などは、専門家に相談してみると良いでしょう。

目次

交通事故による11級の後遺障害の特徴

交通事故で11級と認定された主な実例

交通事故で体の一部を強打してしまうと、痛みが残るケースはよくあるのです。いわゆる後遺症です。もちろん人それぞれ状況は異なるのですが、11級は変形を伴うレベルの症状になります。

例えば過去には、バイクが自動車に追突された事故があります。その際脊柱や背骨や肋骨など複数の箇所にダメージを受けて、約2ヶ月間に渡る治療生活を余儀なくされたケースがあります。コルセットを装着したまま生活を続けたものの、腰が突っ張ってしまうような状態になり、脊柱も変形してしまいました。

そうかと思えば、鎖骨が変形した実例もあります。足や肋骨や首周りなど複数箇所にダメージが生じる事故があったのですが、実に1年8ヶ月もの間治療を続ける事になってしまいました。鎖骨だけでなく色々な箇所に障害が残り、11級と認定されたケースもあります。

交通事故の11級の主な症状

11級と認定されるような実例は、上記の他にも色々あります。この11級という等級は、下記のような症状が見られるのです。

  • 胸や腹部などの臓器に障害が残り、仕事をするのも難しい
  • 脊柱の変形
  • 目やまぶたの機能障害や欠損
  • 一部の指を失ったり、用を廃した状態
  • 40センチ程度の距離でないと相手の声が聞こえない聴解障害

上記のような状態になってしまうと、やはり日常生活にも大きな支障が出てしまいます。仕事をするのも難しくなり、数ヶ月近い通院生活を余儀なくされてしまうケースが多いです。

11級の慰謝料はどれくらいか

では慰謝料はどれぐらいかというと、最低でも135万円ぐらいになります。

最低保障の自賠責基準では135万円が相場ですし、任意保険基準であれば150万円ぐらいになります。そして弁護士基準であれば420万円目安なので、実に300万円近い差が生じる訳です。それを考慮すれば、11級は弁護士に相談するのがおすすめです。

ただ420万円という金額は、あくまでも1つの目安になります。上記で触れた2つの実例では、かなり大きく増額されているのです。

弁護士に依頼して11級で200万円以上増額になった

弁護士に相談して230万円ほど増額された11級の実例

上記で触れたコルセット生活を余儀なくされてしまった方の場合、実は一度は保険会社から慰謝料は提示されています。ただ金額はあまり高くなく、330万円と提示されていたのです。

任意保険基準としては比較的高い数字ですが、被害者本人としては保険会社の対応を疑問視していました。保険会社の対応が少々遅い事もあり、弁護士に相談したのです。

その結果、適切な数字が算出されていない事が判明したのです。被害者の症状を色々確認してみた結果、保険会社は淡々と事務的に数字を提示している事が発覚しました。保険会社から十分なヒアリングも行われず、仕事にどのような影響が出ているか十分に把握していなかったのです。

それで再度の調査を行ってみた結果、結局は後遺障害の慰謝料は420万円にまで増額されています。当初は入通院慰謝料も80万円でしたが、それも120万円に増額されたのです。様々な費用が増額された結果、結局は相談前よりも230万円も増額されています。

交通事故による逸失利益も90万円になった

それと逸失利益も発生しました。保険会社による十分なヒアリングが行われていない事もあり、相談前は逸失利益もゼロ円と伝えられたのです。しかし弁護士が改めて確認して、もう一度保険会社が調査を行ってみたところ、逸失利益は90万円になりました。

ちなみに逸失利益は、年収やライプニッツ係数や労働能力喪失率を基準に算出されます。11級の能力喪失率は20%であり、決して高い方ではありません。しかし状況によっては、かなりの金額になるケースもあります。上記とは別の方の実例ですが、過去には1,630万円ぐらいの逸失利益が発生した実例もあります。

この増額実例のポイントは、やはり調査です。弁護士が確認を行ってくれた結果、実に数百万円近く増額されていた訳ですから、きちんと確認を行うことの重要性を物語っています。

また保険会社は十分に調査を行っていなかった訳ですが、そのようなケースは実際あり得るのです。保険会社が掲示してきた金額が低いと思われる時は、やはり弁護士に相談してみる方が良いでしょう。

弁護士相談で400万円近く増額された11級の実例

書類を提示して逸失利益が100万円近く増額された

書類によって増額された実例は、他にもあります。上述の鎖骨が変形してしまった被害者もその1人なのです。

その方の場合、確定申告書が決め手になりました。その方も弁護士に相談したのですが、後遺障害の慰謝料は150万円と提示され、逸失利益も910万円台ではありました。その保険会社は、最初の内は弁護士が伝えた金額の8割程度しか提示してきませんでした。

そこで収入が減ってしまった事実を証明する為に、被害者本人から確定申告書を提出してもらったのです。その結果、やはり交通事故によって収入が減った事が発覚し、逸失利益は1,089万円にまで増額されたのです。収入に関する確認がきちんと行われていなかった訳です。

後遺障害の慰謝料も200万円近く増額された

後遺障害の慰謝料も、大幅に増額されました。やはり弁護士が書類やデータなどを集めて確認した上で申請したのですが、370万円台にまで増額されています。相談前と比べると、実に200万円近く増えた事になります。

上述の鎖骨が変形してしまった方の場合、最初の内は保険会社から金額は伝えられていましたが、それで良いかどうか判断が難しかったのです。それで改めて弁護士に相談してみた結果、合計で460万円近く増額されました。

ですから保険会社は、十分な調査を行った上で金額を提示してくるとは限りません。加害者側の保険会社ですから、書類不備や調査不足になってしまうケースもよくあるのです。ですが上記の実例のように、弁護士は改めて調査を行ってくれます。それで不備が見つかるケースもよくあるので、相談してみる方が良いでしょう。

ただ、やはり交通事故に強い弁護士に相談するのが無難です。弁護士もそれぞれ専門分野は異なりますが、交通事故に実績がある弁護士に相談してみると良いでしょう。

まとめ

仕事に支障が生じてしまったり、体の一部が変形してしまう以上は、11級という症状は決して軽視できません。

仕事や日常生活にも支障が生じてしまうレベルですから、きちんと慰謝料や治療費を受け取りたいものです。しかし弁護士に相談すると、上記のようにかなり増額されるケースも多々あります。

やはり事故の状況を詳細に確認したのが、決め手になっているのでしょう。保険会社が提示する金額が気になる時は、相談がおすすめです。

関連記事

コメント

コメントする

目次